「俺はいいけど、(そんなことしたら)YAZAWAは何て言うかな?」
…か、カッコイイ~!
規格外のカッコよさはキ○ガイと紙一重だが、こんなことばっかり聞いていたせいで、いつのまにか俺は生粋のエンターテイナーになっていた。
マジックは休んではいるが、なにをやっても人を楽しませなきゃ気が済まない。
まさに俺の人生、Born to Entertain 。
そう、マジックをやめた翌日には、もうステージに立ちたくてウズウズしているのだ。
一度スポットライトを浴びると、元の生活に戻れないというが、こういうことかもしれぬ。
だがこれでいい。まさにこれを求めていたのだから。
同じく矢沢永吉の言葉より。
「ライブっていうのはセックスと一緒だ。溜めて、溜めて、撃つ!」
俺は溜めるためにマジックを休む、というのも理由の一つなのだから。
それでも、早く戻ってきてほしい、休止宣言を撤回してほしい、という嬉しい声もある。とても甘い誘惑だ。
だが俺は彼らにこう言うだろう。
「俺はいいよ。でも雷人は何て言うかな?」