現在、六本木の国立新美術館ではルノワール展が開催中
看板になっているこの作品《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》は、初来日ということもあり大人気
たぶんこの看板は実寸大と思われるくらい、大きな作品なのです
この作品の前には椅子の代わりにベンチが置いてあり、鑑賞しながら絵の中の雰囲気に浸れるという面白い演出
またベンチを挟んだ向かいの壁には、《都会のダンス》と《田舎のダンス》が並んで展示されています
この2つの作品が揃って来日するのは45年ぶりらしく、こちらも注目されています
そして、この3点が所蔵されているのが、フランス・パリにあるオルセー美術館
元々は駅舎だったという、立派な建物
パリに行ったら行かなくてはならない場所のひとつだと、思っています(笑)
広い中央ホールには、駅舎の面影
展示室は左右の入り口から続いていて迷いやすい
中央ホール奥の大時計は、駅舎の頃から使用しているという立派なもの
上の階に行くと近付くことができました
そしてルノワールの作品も鑑賞できます
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》
1876年/油彩 キャンバス
オルセー美術館所蔵
実は、当時の記憶がほとんどないのですが、写真におさめたということは、少しは何か感じたのだとおもいます(笑)
バルコニー(?)からは、セーヌ川
当時は、まだ学生で、知識もお金もないヨーロッパ旅行でした(笑)
地理も言葉も全く分からないし、食事はレストランにも入れず質素なサンドイッチを外で食べたり…
でも画家の暮らした街で見たそれらの絵画は、画家が描こうとした街の雰囲気や空気まで伝わってくるような気がして、今でも貴重な経験だったとおもいます
最後に夜のパリ…
お金もないし、メトロもよくわからないので少しあるいてホテルへ
今、考えたら初めての海外旅行で、ガイドブックも買わなかったというのは、当時の私はどういうつもりだったんだろう…
翌朝「あのグループがなかなか帰ってこない」と、先生方に心配されていた事実が発覚(笑)
そんなパリの思い出
「ルノワール展」は、国立新美術館で開催中
続きはまたいつか