■ テーマの決め方 後篇 ■
「信頼する」ことをテーマにスタートしたある年。
苦手な「まとめる」仕事が次々と舞い込んだ。
テーマを意識しても、力が入らない。
どうも違和感がある。
しかし、テーマを変えることは
逃げることにならないか?
違和感という感性に従うかどうか
私は迷った。
幾日か逡巡し、結局、私はテーマを変えることに決めた。
─ 苦手な「まとめる」ことが、次々と来るのなら、
「信頼する」より「まとめる」に
テーマを変えたほうが、ふさわしい。
必要な体験が来ているというのなら、
流れに乗ってみよう。
流れが「まとめなさい」と言っているのだ。
その後も私を試すように「まとめる」仕事がやってきた。
しかし、今度は、覚悟ができていた。
やってきた体験と前向きに向き合うことができ、
また、どのように乗り越えたらいいか、
アイデアも浮かびやすくなっていた。
そのおかげで、まとめることが苦ではなくなった。
「まとめるとは、自分の体験の中から宝物を見つけることだ。」
ということにも気づいた。
宝物とは、体験の中に隠された叡智のことだ。
しかし、なによりもうれしかったのは、
流れに乗って川を下る爽快さを
感じつづける日々を送れたことである。
テーマは、体験の中から見つけるものだ。
なぜなら、テーマを克服するための体験がくるのだから。
さて、あなたの今年のテーマは何だろう?