(26) 震災体験談 2月5日(日)~2月28日(火) 和田岬篇 その2
2月17日(金) 会社から休みをもらい、灘区役所に、「罹災証明書」を発行してもらいに行きました。
(当時のそういう情報は、街中のあちこちに貼ってある、神戸市広報の壁新聞 を みんな見ていました。
みんなそれをみて、仮設住宅の抽選日や、罹災証明書発行や、義援金のお知らせなどの情報を得ていました。)
区役所の近くの河川公園の中の、テント張りで、受付をやっていました。
必要書類に住所等を記入して、係の人に出すと、間もなく呼ばれて、「罹災証明書」をもらいました。
やっぱり 「全壊」でした。(;^_^A
約一時間で 手続きが終わりました。
あとは、指定の金融機関に行って、義援金をいただくだけです。
この日は、地震から一か月目です。
お昼頃、サイレンが鳴り響き、区役所の近くで、黙とうをささげました。
2月17日の午後から、新しい住宅を探し始めました。
18日(土)、19日(日)を利用して、足をたよりに、目についた不動産屋をまわり、灘区か、中央区のあたりで、家賃もそんなに高くないところと、その時期としてはそんな条件ではむつかしいのはわかっていますが、収入が限られているので仕方ありません。
不動産屋さんからも、「安いアパートは、この度の地震で、みんな倒壊しちゃったよ」
と 言われましたが、どこか残っていないかと、三宮から、六甲まで、探しながら 歩いて行ってしまいました。
(2月の時期は、歩くのが当然で、三宮~六甲間で、交通機関を利用しようと思えば、時間の予定が立ちませんでした。
だから、みんな 平気でよく歩きました。)
避難した京都で買ったくつは、2ヶ月ではきつぶしました。(;^_^A