
物語は唐突に始まった。
春の気配が色濃くなったその日
ずっと飲み込んだままだった言葉を
思い切りよくはきだした。
「ドイツに行きたい。応援したい人がドイツにいるから…。」
カラーセラピストとして色とつきあいつづけてきた私は
「この色と一緒にドイツに行きたい」という条件をつけることで
さらにその旅に意味をもたせようとしていた。
色のイメージは明確だった。
明確だからこそ「その色」がみつかるまで待とうと決めた。
創り手は常に真剣だ。
創り手のこだわりが強いからこそ
使い手のリクエストも複雑になる。
何度もかけひきをくりかえすうちに
ようやく、色と形が恋に落ちる。
静かに創り手と使い手が歩み寄る。
そして、
ひとつの作品できあがった…。
このBagを持って旅に出るとき、
心から応援したい人はドイツを去っているかもしれない。
不思議なことにそれを後悔している自分は想像しにくい。
それよりも、そうしたかった自分がたしかにいたことのほうが
大切に思い出されるような気がする。
ひとつのBagをめぐるStoryはまだ序章だ。
これからの時間を
新しい気持ちや気に入っているものだけをしのばせて
共有していく。
この中に、どんな思いが重なっていくのか
穏やかな想像とともに
秋の一日が過ぎてゆく。

+このBagはバッグクリエーターHiromiさんにつくっていただきました。
女性らしい細やかな配慮がちりばめられた使いやすいBagです。
彼女自身はこのBagにLIME AGEというタイトルをつけたようです。
このストーリーはあくまでも私、使い手側の物語。
創り手の物語と2つのStoryを束ねてみるとオモシロイかもしれません。
バッグクリエーターHiromiさんのブログはこちら




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