・ナニー・・・、30万円だとー・・・(怒) | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 世の中には、不思議と云うか不可解も不可解なことも有るもので・・・(笑)

 

 このジジイが、去る3月6日の夕刻に、安宿(やさ)の近くで、

『相手に走り去られる接触事故・・・』

に遭い、右足首を剥離骨折して、3週間の

『ギプス・ハイヒール不自由歩き・・・』

を強いられた話はくどいほどネタにしたから、憶えておいでの方も居られると想うが、その

『現場を走り去った当事者・・・』

の接触車輛(=ダイハツの軽乗用車)が、何と今頃になって、

『板金塗装修理・・・』

の仕儀に及ばれると云う話が、ジジイの加入している『国民共済さん』の賠償交渉担当・S嬢者さんから、今に為ってTEL連絡が有り・・・(笑)

 

 

 然(し)かも・・・、その修理費が、

『30万円の見積りが来てまして・・・!』

との、実に眼の玉が飛び出しそうな金額に、一瞬、

『ジジイの聴き間違いか・・・?!』

と自分の耳を疑ったが、然に非ず・・・(笑)

 

 正真正銘の『修理費・30万円』だそうで、それを確かめたジジイは、咄嗟に怒り心頭・・・!

 

 相手の40歳前の青年は、ジジイの家に催促されて詫びを入れに来た時、菓子折り一箱に、ジジイと同じ年配の怖わ面(モテ)オヤジを連れて現れ、このジジイに

『佳い歳した男が、自分の尻も自分で拭けんのかい・・・?!』

と毒吐かれ、父子を前に、ジジイに説教を垂れられた経緯が有ったが、今度は、事故から都合三カ月強も修理を先延ばしした上に、本人が、オヤジを横に

『気付かなかった・・・!』

と云い張った『掠り傷』が、

『板金塗装代・30万円也の見積書・・・』

とは、如何な諸物高騰の折りとは云え、

『オイオイ・・・、幾ら何でも、そりゃあ非常識だろう・・・?!』

と云う訳で、ジジイの加入して居る保険屋の査定係りの方と、事故車を持ち込んだと云う修理会社へ、

『現物確認・・・』

の仕儀に及んだ訳だ・・・(笑)

 

(画像加工の白印部分だそうで・・・笑)

 

 で・・・、工場の入り口に、見積りに挙げられて居た傷に目印テープを貼られた相手車輌の横に、ジジイの連れ合いを並べて、そのテープ個所とジジイの連れ合いの高さを比べると、一番大きな傷など、その高さには、ジジイのバイクのエンジン部分しか無く、そのエンジンには、傷一つ着いて居ないから、立ち会った査定係も修理工場の担当も、言葉を失う始末で・・・(笑)

 

 更には、後部が少し接触しただけだったはずが、傷の個所を示すテープは、何と、後部スライドドアの前まで貼られて居るのでは、如何な鷹揚なジジイでも、その不思議を毒吐かない訳には行かない・・・(笑)

 

 そこまで擦って居れば、本人が云う

『気付かなかった・・・!』

と云う云い訳が

『完全に破綻する・・・』

と想わないところが、さもしい根性だわな・・・(笑)

 

 だって、そこまでの処で当たって居たら、ジジイの連れ合いの右側ハンドルが当たって居ないと為らなく為る訳で、もっと大きな傷が着いて居ておかしく無いし、ジジイ自体も、道路に転ぶくらいの怪我では済んで居なかっただろうことに、考えが及ばないとは、誠悲しい・・・(笑)

 

 そんなこんなのジジイの実況見分と講釈3、40分ほどで、雲行きの怪しさを感じ取ったらしい査定係りさんが間に入り、

『そう云う事情ですから・・・、改めて見積りを検討してみて下さい・・・?!』

とその場を収められたから、ジジイも、それ以上の悪態は尽かずに帰還の途に就いた次第だが、それにしても、

『見え見えの空(=水増し)請求・・・』

を喰らわすとは、あの『ファザコンオヤジ』の野郎、相当なワルだわな・・・(笑)

 

 結果・・・、実況見分から半日が経った昨夕・・・、早速、国民共済の担当のS嬢さんから、申し訳無さそうな声で、

『再見積りの結果・・・、15万円ほどに為ったとのことですが・・・、如何致しましょうか・・・?!』

との連絡を頂いたので、

『エエー・・・、一気に半額ですかー・・・?!』

と笑いを堪えながら、15万円でも、まだ少し高いとは想ったが、

『Sさん・・・、もう、この件で、ゴチャゴチャ云うのは止めましょう・・・!』

と『大人の口上』を申し上げ、これにて、ジジイの

『あわや、轢き逃げ寸前・接触転倒事故・・・』

は、物損も一件落着・・・(笑)

 

 まあ・・・、このジジイは、その修理費が幾ら掛かろうが、自分の財布が一円痛む訳では無いから、保険屋同士に任せて措けば善かったのだが、あの『30万円』には何かウラが有りそうで、

『私が、確認に行くまでは、絶対に修理には手を着けないように・・・!』

と念を押しただけの収穫は有ったと云うものだ・・・!

 

 相手が持ち込んだ修理工場の担当を前に、同行した査定係りに、

『もう一カ所、見積りを貰いましょう・・・?!』

と云った時の、修理工場の担当の顔色が憮然と為ったのには、笑いが込み上げて来そうだったわい・・・(笑)

 

 しかし・・・、未だに、こんな姑息な法(て)を遣って、保険金をせしめ様とする卑しい輩が居ることが、悲しいわな・・・!

 

 事故の当事者間での

『連絡は、お互いに取ってはならない・・・!』

と念を押されて居るから、修理が終わるまでは大人しくして措くが、殊が一件落着して、修理も終わって『示談成立』と為った暁には、相手の家の前を散歩するような恰好で歩いて、

『オオー・・・、30万円の修理は、さすがきれいに為りましたねえ・・・?!』

と、あの40歳前の若造に、嫌味の一言、二言は宣って遣ろうか・・・(笑)

 

 などと云う、

『視えない保険金詐欺、未然防止成功・・・』

の顛末でした・・・(謝&拝)