・ジジイ、憲法の日に最高裁に毒吐く・・・! | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けふ(今日)、5月3日は、現在の『日本国憲法』が施行されて、

『77回目の初立ちの日・・・』(=成立は、1946年11月3日)

ってことは、『喜寿』ってことか・・・?!

 

 けふも、午後から、NHK-BS1で、特別番組を組んで、

『憲法改正論議・・・』

を報(や)って居たが、制定から80年近くも経てば、彼方此方、『経年劣化(=時代錯誤)な条項』が出て来るのは当たり前で、立憲国家を謳う以上、今更

『憲法改正の是非を云々・・・』

なんてナンセンスな議論を延々と続けるのでは無く、いっそ、

『憲法、全面改正・・・』

を謳う政党や政治家が出て来ないとは、何とも肝っ玉の小さい連中ばかりだと、このジジイなどは、歯痒くて仕方が無いのだが・・・!

 

 中でも、ジジイが、一番早く改正して欲しいのは、もう30年以上も続く、国政選挙での

『一票の格差是正・・・』

を廻る裁判沙汰の繰り返しだ・・・!

 

(画像は、NHK News Webより拝借)

 

 毎回、訴えるのは、

『法の下の平等・・・』

を謳う憲法学者や弁護士など、インテリ風を吹かせた似非インテリの連中や、それに唆されて居る革新系の連中だが、この訴訟に応える司法(=最高裁判所・大法廷)の裁判官たちのセンスの無さに肚が立つと云うか情けないと云うか・・・!

 

(画像は、asahiより拝借)

 

 ジジイの識る限りでは、この手の裁判での最高裁の判決は、

『参議院選挙での格差は、1/3(=3倍以内)まで・・・』

を目安として居り、

『衆議院議員選挙では、1/2(=2倍以内)・・・』

を基準として居るようだが、お陰で、選挙の度に、

『選挙区(=有権者数)の足し算引き算・・・』

に踊らされて居る永田町の先生たちの滑稽さは、嗤いを通り越して、最早

『保身のための哀れみ・・・』

とさえ感じるわな・・・(笑)

 

 この田舎ジジイに云わせれば、最高裁が降すこの数字には、

『地域事情(=地政学的見地)・・・』

と云う斟酌がまったく勘案されて居ないことに、肚が立つ・・・!

 

 特に、平成6[1994]年に改正された、

『小選挙区&比例代表並立制・・・』

などと云う頓珍漢な『地方区1人制』が導入されてからは、この『法の下の平等』が、都市部の議員定数をドンドン増やし、今や、東京都(=ブロック)などでは、

『小選挙区・30人(区)&比例区・19人・・・』

などと云う数字になり、

『衆議院議員定数・465人の内の10.5%・・・』

を占めて居る計算になるし、これを、関東圏(=南・北関東ブロック)まで拡げると、

『小選挙区・99人&比例区・61人・・・』

の、合計160議席とは、

『全議席(=465)の21.3%・・・』

を占めるのだが、この傾向は、愛知県を中心とした東海圏や大阪近郊の近畿圏でも同じ現象が起きてる訳で、その分、南北に長いNippon列島の地方部では、

『議員定数過疎地域・・・』

が数多存在して居るってことを、あの最高裁の無機質(=単細胞)な頭の裁判官殿たちには、斟酌(=忖度)する人情は無いらしい・・・(笑)

 

 このド田舎ジジイは、この偏重に昔から肚を立てて居り、遥か昔から

『議員定数だけは、逆進性にするべきだ・・・!』

と唱えて来たのだが、それは、大都市部では、その自治体の体力も有り、国のインフラ投資も地方よりは遥かに手厚く為されざるを得ないのだから、東京都に、49人もの国会議員など要らないのだ・・・!

 

 それに拍車を掛けた『小選挙区制導入』が生んだ大弊害の

『世襲制常態化・・・』

で、地方の政治は競争の活力を削がれ、それが、今では

『三世世代への交代期・・・』

を迎えて居るのでは、大与党の『公認貰い』に必死のお坊ちゃま、お嬢ちゃまばかりに為って、増々、地方の選挙区は保守化が進み、大与党の悪企くみが横行しても、手も足も出なく為って行って居るではないか・・・!

 

 けふのTVの憲法改正討論でも、出て来た議題は、専ら『憲法9条(=自衛隊条文化)』の問題や、昨今、やけに喧しい『LGBTQ』とかを含めた

『同性婚を認めるべきだ・・・!』

と云う、メディアが燥ぐ(=喜ぶ)ような議論に終始して居て、国家の大本と為る憲法論議が、

『国家100年の大計・・・』

を論ずるようなダイナミックな議論になって居ないところからが、

『政治音痴国家・・・』

と云われても仕方が無い体たらくで、

『出るは欠伸と溜め息ばかり也・・・』

の憲法記念日とは、実に嘆かわしい限りだなあ・・・(笑)

 

 何処かに居ないかなあ・・・?!

 

 シャキッーと背筋を伸ばし、世の中が視えて、弱者に寄り添え、百年先を見遥かして、大きくタクトを振れる粋な政治家は・・・(笑)

 

 って・・・、チョッと欲張り過ぎか・・・(汗)

 

 兎に角・・・、この国は、おかしい・・・!

 

 などと・・・、本日も、くだらぬボヤキに付き合って頂いて居りましたら、お詫び申し上げます・・・(謝&拝)