・猿芝居・・・(笑) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けふ(今日)の永田町やNews メディアは、

『二階俊博・元自民党幹事長が、次期衆議院選挙出馬を引責辞退・・・!』

と云う話題で燥いで居たが、ジジイに云わせれば、

『何を、今更・・・』

と嗤うしかない話だ・・・(笑)

 

 

 既に、85歳に成って居る二階氏が、次の衆議院選挙(=解散総選挙)を機に、自分は出馬せずに、今は筆頭秘書を務めて居る長男に地盤を譲って勇退するのは、既に既定路線だったのだ・・・!

 

(画像は、mainichi.com より拝借)

 

 ただ、氏の地盤のこの『和歌山三区』が、一票の格差の問題で、自民党の『合区対象区』になった関係と、安倍晋三長期政権に取り入っての

『美味しい幹事長、5年間・・・』

が災いして、早々と

『勇退宣言=後継譲渡・・・』

を宣言する時期を逸し、その間、自民党の和歌山県連は、事実上公認調整をせざるを得ない状態に陥り、二階氏は、地元調整をして居る最中に、今回の

『自派閥、裏金問題・・・』

が露見し、尚更立場を悪くしたから、国会(=野党)とメディアが、

『安倍派幹部攻撃・・・』

にいきり立って居て、次第に『幹部処分』に踏み切らざるを得なくなった岸田総裁の窮地を救うような『猿芝居』を打っての、突然の

『引責を装った出馬辞退宣言・・・』

で、裏金問題への対処(=処分)方法で窮地に立たされた

『岸田総裁に恩を売った・・・!』

と云うだけの話で、記者から尋ねられた『後継指名』にも、

『地元県連に委ねる・・・!』

とすれば、和歌山県連も、二階氏の裏に潜む『狙い』を斟酌せざるを得なくなって、結果、

『二階氏の子息、公認推薦・・・』

と為らざるを得ない訳で・・・(笑)

 

(画像は、総務省HPより引用)

 

 イヤー・・・、さすがは、今の自由民主党では、最後の生き残りの『党人派政治家』は、計算高いですなあ・・・(笑)

 

 更には、衆議院への鞍替えを狙って居た、同じ地盤の

『政敵、世耕弘成(ひろしげ)・自民党参議院議員会長・・・』

も、今回の『安倍派五人衆』に入って居ると云う幸運の中では、将棋で云えば、

『王手飛車取りの妙手・・・!』

とも云える『搦め手』ですわな・・・!

 

 序でで深読みすれば、ご当人の後継はご長男氏が有力らしいが、地元は、御三男氏も政治に色気が有るらしいから、政敵世耕氏の今回の躓きを絶好機と捉え、世耕氏の地盤を乗っ取って、

『兄弟、衆参両議員・・・』

なんて構図も描けますしな・・・!

 

『イヤー・・・、お見事・・・!』

 

 でも、もうこんな『搦め手』が遣える政治家が、遂に永田町から居なくなると想うと、ジジイなど尚更寂しくなりますが・・・(笑)

 

 てな訳で・・・、二階氏の寝技に応えたジジイの『裏読み駄文』をお届けしましたが、岸田殿は、これで、また動き易く為られましたなあ・・・?!

 

 つくづく、運の好いお人だ・・・(笑)

 

 夜分の緊急入稿を、お許しくださいませ・・・(謝&拝)