・マスオさんの薦め・・・(笑) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 けのふ(昨日)の『爺と婆』の続編と、数日前に載せた

『ジジイ、夫婦別姓を考える・・・(汗)

の合併続編のようなネタだが、あの『別姓問題駄文』を綴って居るとき、ふと頭を過った、

『Nippon人家族の理想像・・・』

とも云えるご家族のご紹介など、致してみようかと・・・?!

 

 などと、このジジイが改めて大仰に宣うまでも無く、Nippon人なら誰でも識って居るご家族が、長谷川町子さんが描かれた

マンガ・サザエさんご一家・・・!

 

(画像は、nanigoto.net より拝借)

 

 家系図の画像を幾つか検索したが、これが、一番ボケて居なくて・・・(汗)

 

 ところで、だ・・・!

 

 この国民的マンガ(=敢えてアニメとは云わない)のTV版では、番組の冒頭で、主人公サザエさんが、確か、

『磯野でございます・・・!』

と云う旧姓を名乗るナレーションが流れたと記憶して居るが、まあ、それは、自分の実家に住んで居るのだから、何の違和感も無く聴こえたし、或る時代からは、サザエさんの夫の『マスオ』さんを揶揄した

『マスオさん状態・・・』

なんて、戦国時代以降の男系社会を正当と捉えた皮肉とも取れる言葉が流行ったりしたが、ジジイは、今の時代こそ、この

『マスオさん状態結婚・・・』

をお勧めしたいと、常々想って居る次第で・・・(笑)

 

(画像は、sazaesan-stage.jp より拝借)

 

 昭和30年代から起きた高度経済成長政策の中で、地方の若者を根こそぎ都市部へ連れ去ったお上と大企業のお陰で、都市部への人口一極集中が生れ、それに連れて、

『核家族化・・・』

なんて無機質な社会現象が生れた結果が、今のNipponの人口バランスの歪化と、それに連れた

『超少子化現象・・・』

を引き起こし、一方では、地方の農村部の

『超限界集落化・・・』

と云う、眼も当てられないような悲惨な事態を生んで居るのは、今更、このジジイが論(あげつら)うまでも無い現実だが、殊、ここに至って、お上(=政府&政治)が、如何な手立てを打とうが、この現象を止められる妙手が出て来るとは、到底想えない・・・!

 

 だったら、いっそ、その逆の法(て)を用いて、人口が集中し、子授かりも子育ても間々ならない若い世代に、

『疑似、磯野家状態・・・』

を創って遣れば善いのだ・・・!

 

 以前にも載せたジジイの持論だが、都市部の『スープの冷めない距離』に、

『ジジババ・ベビーシッターハウス・・・』

を用意し、此処に、地方のジジババを、我が子たちが子育てに忙しい5年から10年ほど住んで貰って、

『安心出来る子育て環境・・・』

を創って遣れば、若い世代は、朝夕の慌ただしい託児所、保育園への送迎に悩まされることも無く、一方で、地方に置いてけぼりで、孫の顔が視たくて仕方が無いジジババたちだって、毎日、孫の顔が視れて、当に

『一石二鳥の妙案・・・』

だと想うがなあ・・・(笑)

 

 数日前だったが、4月からの新入学期を迎えて、これまでは、送迎付きだった我が子を、1年生になったら、登校時間までの1時間ほどを

『自宅に独りで残して出勤しなきゃならない状態が生じて心配だ・・・!』

と零して居られた母親へのインタビューを報じて居たが、確かに、まだ幼い6歳の児を独り家に残す

『朝の鍵っ子状態・・・』

が、都市部に限らず、全国で起きて居るってことだ・・・!

 

 じゃあ・・・、この、二昔ほど前から始まった、『夕方鍵っ子』を無くすために文科省が始めた、

『学童保育所事業・・・』

を、朝も始めるのか・・・(笑)

 

 まあ、補助金を貰って運営して居る学童保育所側には、

『佳い儲け話・・・』

として、跳び付く処も在るだろうが、子供たちの情緒形成には、あまり感心した解決策とは想えないがなあ・・・(笑)

 

 それよりも、以前、安倍晋三氏の懐刀だった『萩生田光一氏』が、出世した政調会長時代、然も妙案のように提案した、

『多摩ニュータウンの近代化リフォームと若者世代への低家賃提供案・・・』

を、もう一捻りして、

『ジジババ・ベビーシッタータウン・・・』

にリフォームして、地方のジジババに無料か超低家賃で貸し出す方が、余程需要は高く無いか・・・?!

 

 そしたら、ジジババが張り切って孫の世話に勤しみ、昼間の暇な時間帯は、ご近所集まっての

『茶飲み友達コミュニティー・・・』

が出来れば、ボケ防止や健康維持にも大いに役立つぞ・・・(笑)

 

 以前から、この破天荒(=常識外れ)な案を宿して居るジジイの、『独自市場調査(=若い世代へのお節介提案講釈)』では、幼い子供を持つお母さんたちには、非常に好評だぞ・・・!

 

 ジジイの講釈を聴いて、

『それだったら・・・、あと二人ぐらい産んでも好い・・・!』

と応えたお母さんだって少なく無かったが、これに、

『来て貰うジジババは、お母さんの側のジジババが善い・・・!』

と添えると、更に賛成度が上がるから、夫は、つまりは、

『マスオさん状態になる・・・!』

ってことだが、それが、今の時代の賢明な方法と云うことだ・・・!

 

 現在の様に女性が解放された時代に、

『夫の両親(=舅&姑)と、喜んで住む・・・!』

なんて健気な女性が居る訳は無いのだから、男たちは、進んで『マスオさん化』を望むべきなのだ・・・(笑)

 

 今、NHKが大宣伝して居る『紫式部(=光る君へ)』の時代(=平安時代)は、

『夫の通い婚・・・』(=妻問婚[つまどいこん]とも云ったらしい・・・)

の時代だったとも云うぞ・・・?!

 

 それに比べれば、毎日、家族が一緒に暮らせて、更には、子育ても安心出来る

『マスオさん状態婚・・・』

は、今の時代にはピッタリ嵌った有難い話では無いか・・・?!

 

 こう云う制度を調えれば、『夫婦別姓』なんて副作用も考えない『自己権利主張的問題』も、案外難しくない問題だと想うがなあ・・・?!

 

 などと宣えば、地方の方々からは、

『地方の人口減少が、増々悪化する・・・!』

と罵声を浴びせられるだろうが、昔から、

『二兎を追う者は、一兎をも得ず・・・!』

と云うではないか・・・!

 

 此処まで落ち込んだ超少子化の中で、国家を維持して行くためには、過去にしがみ付くのでは無く、現実(=実態)を認識し、それに合わせた

『これから迎える未来への対策を択ぶしか無い・・・!』

と想い切らなきゃ、この国は救えなくなるぞ・・・!

 

 それを、国民に判らせるのが、時代を担う政治の役割だと想うが、あの連中は、世の中を判って居ないからなあ・・・(笑)

 

『彼方も立てて、此方も立てる・・・!』

なんて、政権を担えない政党が謳う

『キレイごとマニフェスト(=公約)・・・』

のような、都合の善い妙手が有る訳が無いと気付き、ハッキリ割り切らない限り、この国の未来は描けないはずだが、違うかな・・・?!

 

 と・・・、またけふ(今日)も、勝手なホザキ駄文を、長々と失礼致しました・・・(謝&拝)