・Boliviaでの彷徨い・・・(帰国後編 ‐3) | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 如何な何でも、もうそろそろ、

『帰国後編の本題・・・』

に入らねば、数少ない読者の方からもお叱りを受けそうな・・・(汗)

 

 と云う訳で・・・、けふ(今日)から、帰国二日目編から綴らせて貰おうと想うが、その前に、ジジイは、西日本の在なので、山手線の品川駅から東京駅辺りまでは方向感覚もある程度持ち合わせては居るが、『ああ上野駅』から以北&東西には、カラッキシ弱い・・・(汗)

 

 従って、

『常磐線と総武線の乗り分け・・・』

にも疎い訳で、千葉県松戸へ向かう『常磐線』が、

『山手線、秋葉原駅で乗り換えなきゃならない・・・!』

と云うことを、上野駅の駅員さんに教えて貰って理解したくらいで・・・(汗)

 

 従って、京急スカイライナーの終点(=上野駅)に着いて、そこから、また一駅戻って、常磐線の下り快速で、松戸の駅に着いた時には、成田に着いてから約4時間近い午後8時寸前・・・!

 

 予約して居た『東横イン松戸駅東口HOTEL』のフロントに着くと、今度は、昨今のデジタル化かIT化かは識らないが、カウンターの前に置かれた読み取り&宿賃支払い機に立たされ、顔認証までさせられて、やっとルームキーを渡されるとは、何ともご苦労と云うか時代音痴の最たる遺物感を宿しながら、6階まで上がるのだが、この1階のエレベーター2基は、上下ボタンを押しただけでは動いてくれず、必ず、渡されたルームキーカードを、黒い箱に翳してグリーンのランプが点滅しなきゃいけない仕掛けなのだそうで・・・!

 

 つまり、

『此処から先は、不届きモノ進入為らず・・・!』

と云うセキュリティー対策だろうが、それは兎も角、あのフロントのカウンターの前の、チェックイン&宿賃請求機械は、些か頂けないと云うか味気無いと云うか・・・(汗)

 

 昔のHOTELのチェックインと云えば、あのカウンターで、宿泊カードに名前や住所等を記入するところから始まり、そこで、フロントマンやフロントガールに、些かの蘊蓄を垂れたりするのが楽しみだったのだがなあ・・・(笑)

 

 てな訳で・・・、一旦部屋に入ったジジイは、時間も時間なので、

『取り敢えず、晩飯を・・・!』

と想ったのだが、今宵のジジイは、長旅の疲れも出て来たのか、あまり食欲も湧かないような・・・?!

 

 そこで・・・、松戸の駅からキャスターを転がして来る途中で見掛けた、

『MOS バーガーでも、喰らうべえか・・・?!』

と想い立ち、早速、歩いて5分も掛らない店まで歩き、斯様な買い込み・・・(汗)

 

 

 

 ジジイは、昔から『MOS派』を貫いて居るので、安宿(やさ)の直ぐ100mも無い至近に有る、土日には行列が出来る『Macのお店』にも入ったことが無いし、MOSでは、ライスバーガーの海鮮かき揚げとオニオンリングとモスチキンを一個と決めて居る拘り派(=頑固者)だが、この夜は、MOSの店の横に在った『7&11』で、久々に、『ASAHI Super DRY』などを一本・・・(汗)

 

 さすがは本格的Beerだけ有って、発泡酒などとは違うキレを感じたのは、単に喉が渇いて居たからだろうが・・・(笑)

 

 MOSを齧った後、湯船に湯を張って疲れを解しながら、

『明日は、ああして・・・、こうして・・・!』

と計画を復習しながら眠りに着いて、さあ、その明日・・・!

 

 ジジイの計画では、娘の婿殿のご実家に、サプライズ訪問を企んで居たので、

『その前に、身拵え(=散髪&髭当り)なぞを・・・!』

と想って起きたが、考えてみれば、

『月曜日は、理髪店はお休みの日・・・』

と云うことに気付き、慌てて、洗面所で髭を当たって鋏で刈り揃え・・・(笑)

 

 婿殿のご実家は、常磐線を二、三駅ほど上野側に戻った『綾瀬』の駅から直ぐ近くなのは、既にNet で調べて居たので、携帯のナビを頼りに徘徊(うろつ)くと、案外簡単に辿り着けたが、お昼時分を狙って来たのに、生憎のお留守・・・(汗)

 

 

 お義父さまは、江戸近郊で三代続く畳屋さんだとお聴きして居るからご不在も頷けるが、お義母様もご不在とは、何たる不運・・・(汗)

 

 表のガラス建具にもしっかり鍵が掛って居るのだから、声の掛けようも無かったが、そのガラス戸に、お義父様のモノと思しき連絡先(=携帯番号)が貼って在ったので、早速ご連絡申し上げると、

『生憎、仕事が立て込んで居りましてー・・・!』

とのことで、帰りはもう夜中になられるらしいし、お義母様も、別口でお勤めに出られて居り、お帰りは遅く為られると云うのでは、此処で待って居ても仕方が無かろうとの結論に達し、携えて来たBolivia 調達の手土産を、横の勝手口近くの雨を凌げる場所に置かせて貰う旨告げて、此処をオサラバ・・・(汗)

 

 

 

 世の中がすっかり洋風化して、昔ながらの畳文化が消滅しようとして居る昨今、畳屋さんや表具屋さんたちは、その糊口を、

『クロス貼り(=内装業)・・・』

に転換して居られるのは、元、同業種のジジイも良く識るところだし、この内装業と云う職種は、建築の仕上げの最後を担う気の抜けない分野だから、工期の下限次第では、夜を圧しての作業を強いられることも日常茶飯なのは云われれば直ぐに判るから、此方としても、決して無理も云えない・・・!

 

 折角企んだサプライズは、此処でも早くも頓挫して、トボトボと脚取り重く綾瀬の駅に向かう途中で、早くも娘からの、

『みんな忙しいし予定が有るのだから、勝手来られたら、迷惑するじゃない・・・!』

との厳しいお叱りのLINE メールが・・・(笑)

 

 更には、

『けふ(今日)は、私も、仕事で遅くなるから・・・!』

と二重のお叱りを受けたジジイは、今夕、娘の家の玄関ポーチで孫たちが帰って来るのを待ち受けて驚かすサプライズも諦め、今来た路を引き返し、携えて居た孫たちへの土産も、ご実家の勝手口に預ける算段に・・・(汗)

 

 

 

 だって・・・、明日は朝早発ちで、次の計画地、

『福島県は相馬津方・・・』

まで上らねば為らぬと予定して居るから、孫たちへの

『土産だけでも先渡しした方が善かろう・・・!』

と踏んだ次第だ・・・(汗)

 

 まあ・・・、世の中とは、自分の想い通りには行かないことは重々承知の偏屈行動だから、誰に文句を云う訳でも無いが、結果的には、この『先渡しプラン』が、後々、『ケガの功名』と化すのだから、世の中とは何とも面白いと云うか何と云うか・・・(笑)

 

 てな訳で・・・、けふは、帰国後二日目の

『不運な顛末・・・?!』

を綴らせて貰ったが、その後、当の義父母様方から、御礼の電話一本も頂けて居ないのは、

『お気に召さなかった・・・!』

と云う証左だろうか・・・(笑)

 

 我が娘の嫁ぎ先を腐す訳では無いが、子供同士が結婚して、些か為りとも『縁者』と為ったからには、例え気に召さなくても、御礼の電話一本も入れねば義理が立たないと、ド田舎ジジイなどは想ってしまうが、今の江戸界隈気質とは、そんなモノなのだろうなあ・・・?

 

 いかん・・・!

 

 最後は、愚痴になってしまったな・・・(汗)

 

 まあ、世の中とは、そうしたモノだと云うだけのことだが、少(チ)と寂しいわな・・・!

 

 けふも、つまらぬ愚痴駄文にお付き合い頂いて居りましたら、御礼を申し上げます・・・(謝&拝)