・板挟み・・・(苦) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 毎度のNews ネタだが、けのふ(昨日)のNews では、何度も、

『Japanese Clock(日本時間)の正午過ぎに、世界の人口が、80億人を超えた・・・!』

と宣って居た・・・!

 

(画像は、NHK News Web より拝借)

 

 インドなどでは、来年には、お隣大国を抜いて、『World No.1』の座を獲得し、16億人達する見込みなのだそうで、その他にも、アフリカ大陸の各国での著しい人口増加は、

『悩ましい現実・・・』(=食料、教育、就業、医療などの諸問題・・・)

を引き起こして来るのだと云われると、この禿ジジイが、居並ぶこの国の諸難問の中で、喫緊(=大至急)の難題だと想って居る、打ち続くこの国の

『止まらない少子化問題・・・!』

で有って、つい先日も、

『今年(=2022年)の新生児出生数は、80万人を切って77万人程度になる見込み(=2021年は[84万2,897人])・・・?!』

と云う報道に、大きなため息を吐いて、

『このままじゃあ遺憾ぞ・・・、何とかせねば・・・!』

と想い極めて居る矢先に、このNews では、

『産んで佳いやら悪いやら・・・?!』

と想わせられ、当に、

『板挟み状態・・・!』

と嘆くしか無いではないか・・・(汗)

 

 と云っても、この禿ジジイが産める訳でも無ければ、産ませる力も育てる力も無いのだから、土台、

『参加権の無いピントがズレた話・・・(汗)

では有るのだが、これを聴いて居て、ジジイの脳の片隅では、空かさずこの曲のサビのフレーズの、

 

≪飾りじゃないのよ・・・、涙は・・・HA AHAー・・・

 好きだと言ってるじゃないの・・・、HO HOー・・・≫

 

 

と云うフレーズ部分が、

 

≪♬ どうすりゃ佳いのよ・・・、Nihon はーー・・・

  少ないと云ってるじゃないの・・・、すごくーー・・・!≫

 

と云う歌詞に、入れ替わって響いて聴こえて・・・(汗)


 と云うのも、この禿ジジイ(=『日本哭檄節』)の、今一番の懸念(=嘆き)は、厚労省の人口研究機関の調査でも、先の

『今年の新生児が、77万人程度になる・・・』

と云う予測を受けて、

『予測を、10年ほど上回る速さで、少子化が進んで居る・・・!』

と発表して居るが、それよりも怖い研究発表が有る・・・!

 

出生数50万人割れ、政府予想より20年前倒しとなる可能性・・・』

 

と云う、今年の6月に、『キャノングローバル研究所(CIGS)』の『小黒和正主任研究員』が発表した研究だが、これを観ると、こんな予測が為されて居る・・・!

 

(画像は、上記研究発表文書より拝借)

 

 上のグラフの赤い線が、厚労省の人口問題研究所が、2014年に予測した線だが、この研究結果では、予測を発表した翌年には、既に減少角度が急に降って居り、2020年では、

『85万人前後辺り・・・』

を示して居るのだが、残念ながら、今年[2022年]が、予測値の80万人を4.0%近く下回る

『77万人前後・・・』

となる訳だから、この減少カーブは、

『更に悪化して進む・・・!』

と考えなければいけないことになる・・・?!

 

 読んで頂いて居る方が居られれば、

『このジジイめ・・・、毎度、少子化問題では、ネガティブな駄文を綴るなあ・・・!』

と想われるかも識れないが、正直云って、この減少傾向に改善が見られないと、この国は、

『立って居られない状態・・・』

に陥るのは歴然なのに、政府の少子化対策には、

『画期的な増子化への道筋(=手段、政策)・・・』

が観られないし、示されないままに、ただ、ズルズルと、小手先だけの政策を繰り返して居るだけにしか見えないのだ・・・!

 

 無論、2050[令和32]年と云う頃に、この禿ジジイが生きて居るはずも無い(=93歳)から、ジジイが心配する必要など無いのだが、我が子供たちは、その頃、丁度、今のこのジジイと同じような年代(≒60歳前後)になって居る計算だし、可愛い孫は、30歳代入口前後と云う

『働き全盛年代・・・』

になって居ると想うと、やはり、この危機を通り越した超危機的数字は、

『他人事では無い・・・!』

と想うと、冗談抜きで、夜も眠れないような・・・(汗)

 

(この児が、2050年には、29歳になって居るのだ・・・汗)

 

 何故、ジジイが、ここまで少子化対策に毒吐くかと云うと、此処に、もう一つ、興味深い研究発表(=Research Eye :日本総研・2022年11月10日・公表)が在って、この中でも、やはり急激な少子化に警鐘を鳴らして居るが、その中で、諸々の状況から鑑み、

 

≪この10年が少子化対策の最後のチャンスと捉えるべきである。≫

 

と結んで居る。

 

 それは、この10年から15年の間の、

『1990年代前後生まれの世代・・・』 (=現在35歳~20歳世代)

は、出生数が120万人前後(≒130万人~117万人)で、比較的安定して居た最後の世代で、その世代が、所謂、

『安定した出産期に差し掛かるため・・・!』

であり、 今後10年程度は若返りが続く見通しだから、この10年間の出産世代が、出産し易い環境と対策を講じられなければ、この国は、けのふ(昨日)、またぞろ降って湧いた

『旧・統一教会の教会斡旋養子縁組・・・』

では無いが、子供が多く産まれて、人口増で悩んで居るインドやアフリカの国々の若者を、お上(=政府)の音頭取り(=斡旋)で、

『集団養子縁組(=移民受入)・・・』

に舵を切るしか、生き残る道は無くなりそうだが、それを受け入れるお覚悟が、我がNippon 国民の側にお有りだろうか・・・(笑)

 

 って・・・、その前に、そこまで国力が衰えたこの島国に、喜んで来てくれる養子(=移民希望者)が有るかも、甚だ疑問(=問題)だが・・・(笑)

 

 この『1990年代生まれの世代』こそ、このジジイが、授かり育てた我が子年代(=1985年~1993年)に合致して居るのだから、ジジイが、要らぬ心配をするのを、

『バカ親&ジジ心・・・』

と、ご理解頂きたい・・・(汗)

 

 幸いにして、けのふの国連の『80億人突破発表』でも、

『一方で、少子化へと向かう国が50ヵ国ほど有るが、それらの国は、その対策(=高齢化率)を講じる必要性が求められる・・・!』 (=国連人口基金[UNFPA])

とも謳ってくれて居るから、ジジイの

『♬ どうすりゃ佳いのよ・・・、Nihon はーー・・・』

と云う『板挟み心理』も幾らか救われたが、兎に角、

『この10年が勝負・・・』

とは、穏やか為らざる数字では有るぞ・・・!

 

 さあ・・・、どうする、Nippon 国&国民様たちよ・・・?!

 

 国民皆で、この問題に、真剣に向き合う気には、為られませぬか・・・?!

 

 けふ(今日)も、ネガティブ駄文を長々と綴ってしまいましたが、読んで頂いて居りましたら、御礼を申し上げます・・・(謝&拝)