・転んでも、タダでは起きない禿ジジイ・・・ | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 バカジジイの、三年練ったバカ企て(=Nippon 列島一周Bike 旅)が、斯くも敢え無く砕け散って三日目・・・(汗)

 

 昨夜、夜十時に安宿(やさ)に辿り着いたジジイは、やっと、この日一食目の餌にあり付けて・・・(笑)

 

 と云っても、帰った安宿(やさ)の冷蔵庫は、既にブレーカーを落とすまでに空っぽなのだから、都城駅で拾ったタクシーで、家の近くの

『ほっともっと(=弁当屋さん)・・・』

まで行って貰って、仕込んで来た

『肉野菜炒め弁当の小盛とミックスサラダ・・・』

に、買い置きの即席みそ汁を添えただけの、当に粗食だが・・・(笑)

 

 

 何せ、けのふは、朝からHOTELで保険屋からの連絡を待って居て、朝食は食べ損なうし、終わったら、一路フェリーを目指して八幡浜へ向かい、折善く、就航間近のフェリーに積んで貰って、フェリーの中では、

『バカBlog 綴り・・・』

に勤しみ、着いた臼杵からタクシーで、日豊本線・臼杵駅に行けば、5時40分の宮崎駅までの特急便までは、15分しか無い上に、付近には、喰いモノを売って居るような店も見当たらない・・・!

 

 昔は、そこそこの規模の駅には、必ず『KIOSK』が在ったモノだが、今では、臼杵市駅と云うほどの駅なのに、駅員も居ず、自動販売機で発券されるとは、JRも、堕ちたもんだなあ・・・?!

 

 乗った特急にちりん号に、車内販売など当然有ろうはずも無く、終点・宮崎駅に着けば、鹿児島中央行の鈍行列車は、

『4分後に発射する・・・!』

との構内アナウンスでは、走って対面のホームに構えて居る白い『キハ』に駆け込むしか無いし・・・(笑)

 

 結局、家に帰り着くまでに、口に入れたのは、ミネラルウォーターが2本だけだから、一昨日の夜のヤケ酒、ヤケ喰いから、丁度24時間の断食をしたようなモノだったな・・・(笑)

 

 で・・・、又もや昨夜も、気分は晴れずにモヤモヤした気分で床に転がったが、兎に角、ジジイの頭は、まだ沸騰治まらないから、なかなか寝付けず、早、明け方へ・・・(汗)

 

 今朝は今朝で、先ずは、殊の顛末(=経緯)を、近くのバイクショップの社長に語り込み、松山からバイクをレッカー移動させて、修理を依頼する段取りを着けなけらばならないから、朝飯喰わずに、9時になるのを待って、件のバイクショップへ・・・!

 

 重役出勤の社長が現れたのは、もう10時が近かったが、語り始めれば、向こうは商売・・・(笑)

 

 当に、手慣れたモノで、

『O.K・・・、O.K・・・、任して措いて・・・!』

の連発を発して居る途中で、早、愛媛のロードサービスから電話が入り、けふの午後3時には、ジジイの連れ合いを運んで来るとは、何と手回しの快いことか・・・(笑)

 

 昨日の保険屋との話では、ジジイが、朝、バイクショップの社長に事情を説明した後、了解を貰って、松山の日動火災の担当者に連絡を入れて、そこからは、バイクショップと保険会社の方で話を進めると云う段取りだったんだが、松山の方は、一刻でも早く担当を譲って、

『あんなややこしいジジイとは、早く手を切りたい・・・!』

ってことか・・・?!

 

 まあ、そんなことは、どうでも良いことで、一番の肝心は、修理が完了するまでの間の、ジジイの

『仮連れ合い(=代車)・・・』

を段取りして貰う話だったのだが、流石に、バイクの代車でも、半原チャリ(=125cc)のギヤ式は、そう滅多に居ないから、安請け合いした社長が、

『今日、夕方までには段取りしますから・・・!』

との話で、一旦退散・・・(汗)

 

 まあ、これで、今朝の一仕事は終えたので、

『一先ず腹拵えを・・・』

と想い、段々蒸し暑くなる中を、500mほど歩いて、一番近いコンビニで喰いモノを仕込み、再び安宿(やさ)へと戻って、仕込んで来たサンドイッチと牛乳で腹を満たすと、もう、後は遣ることは無い・・・(汗)

 

 頂いて居たブロ友さんたちからの

『お見舞いコメント・・・』

へのお返しを綴ったりして居る内に、ふと、ジジイの頭に、

『そう云えば・・・?!』

と云う電気が奔った・・・(汗)

 

 今回のバカ企みの日程決定に、一番影響を与えた

『富士山頂山小屋の予約キャンセル・・・!』

と云う仕事が、残って居たのだ・・・(汗)

 

 しかーし・・・!

 

 この、登山シーズンが二ヶ月しか無い山頂山小屋のお定め書きでは、予約キャンセルは、もう二週間前では、

『お金は、半分しかお返ししませーん・・・!』

と云うことになって居るでは無いか・・・!

 

 まあ、半額(=50%)と云っても、高々7,000円弱の話だから、

『これも、保険屋に全額請求して遣るから・・・!』

と意気込んだが、此処で、ジジイの強欲性格に、もう一段の弱電気が奔り、

『ンンー、待てよー・・・!』

とのスイッチが入った・・・(汗)

 

 Nippon 列島一周の夢は断たれたが、

『富士山だけなら往けるのでは無いか・・・?!』

と想ってしまったのだ・・・(汗)

 

 何せ、今回の大冒険には、そこそこの予算を予定して居た訳だから、これを、この富士山登頂にだけ向ければ、殊は、容易に果たせるでは無いか・・・(笑)

 

 そしたら、途中で予定して居た

『実の初孫&二番孫・・・』

にも逢える算段が着く・・・!

 

『ウン・・・、これだー・・・!』

と想い極めたジジイの行動は、自慢じゃ無いが早い・・・(汗)

 

 早速、VAIOくんの尻を叩いて、東京までの飛行機便を探し、次に、東京から富士山五合目(=吉田口)までのバスツアーを探し出し、両方の予約が取れるとなったのでは、最早、往かない法(て)は無い・・・(笑)

 

 結果、8月2日(火)の午前の便で羽田へ飛び、新宿界隈で一泊し、翌3日の朝7時40分までに、新宿郵便局前に集合し、富士吉田まで運んで貰って、山頂目指して登って、山小屋一泊で

『Nippon No.1の朝陽・・・!』

を拝んだら、その脚で下山して、また、新宿まで運んで貰う・・・!

 

 このバス代は、旅行保険込みで『往復:6,000円也』だから、案外安い・・・(嬉)

 

『由、定ーめた・・・!』

と独り盛り上がったジジイは、最早、19日から今朝までの落ち込みからは、相当救われて居る・・・(汗)

 

 宮崎~羽田間の往復が、LCCで

『54,040円・・・』

は、些か痛いが、まあ、初孫&二番孫の初拝顔と想えば、実のジジイとしては、それくらいの出費は致し方無いだろう・・・(汗)

 

 

 さあ・・・、後は、2日と4日の宿泊先と、孫に逢うために取った4、5の二日間の宿の確保だけだが、これは、それこそ素泊まり安宿で善い・・・!

 

 このコロナ禍第7波の最中では、孫ともアクリル板越し対面を強いられるかも識れないのだが・・・(笑)

 

 と云う訳で、幾人もの方々に慰めの言葉を頂きながら、一夜明けたら、もうこんな悪企みを実行に移して居る不届き極まり無いジジイの、自分でも呆れる

『復元力の話・・・』

でした・・・(汗)

 

『なんだ・・・、心配して遣って損したわい・・・!』

と想われて居る方も居られようと想いますが、65年も這いずり生きて来た横着モノは、

『転んでも、タダでは起きないジジイ・・・』

になって居ると云う証左です・・・(汗)

 

 実にくだらないし、バカバカしい話に、お付き合い頂いて居りましたら、深く感謝申し上げます・・・(謝&拝)