・先手撃ち・・・ | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 何やら徐(おもむろ=急)に、

『NAGATA Lympic Part-1(=自民党総裁選)・・・』

が、妙な動きを見せ始めてくれて・・・(笑)

 

 昨日、菅総裁が、出馬を窺わせて居た

『下村博文・政調会長・・・』

を官邸に呼び付け、

『出馬するなら、政調会長を降りろ・・・!』

と脅しを掛けられたら、それを降りたら

『肩書き(=箔)・・・』

を失う下村氏は、

『否々、大殿、それだけはご勘弁を・・・!』

とばかりに、大義名分に、

『コロナ対策の経済対策の取りまとめを、命じられたので・・・!』

と宣って、

『今は、党務の職責に専念せねば・・・!』

などと、然も殊勝な云い訳を宣って、さっさと御旗をお取下げになって・・・(笑)

 

 更には、もう一人、安倍総裁時代からの『お荷物坊ちゃん・・・』だった、

『岸田文雄氏・・・』

が、党内の大部分に、

『燻り不満・・・』

として抱かれて居た

『二階俊博幹事長の存在の長さ・・・』

を、暗に批判した

『幹事長(=党役員)・三年任期制・・・』

と云う、見映え(=聴こえ)の好いアドバルーンに対抗して、早速、今、この時期に

『党・役員人事の敢行(=幹事長交代)・・・』

と云う荒手に打って出て、我ながらも眼の上のタンコブだった

『二階氏、交代・・・』

と云う寝技で、対抗して見せて・・・(笑)

 

 この寝技には、自民党の多くの議員たちが、口では表立っては云わないが、挙って心の内で大拍手を送って居るはずだ・・・(笑)

 

 中でも、この珍事態の展開を一番喜んで居るのが、当の二階氏を、三年以上前に、早々に、

『党則を変えての三期目推挙・・・』

と云う甘言に載せられて、上機嫌で党の最重鎮で有る幹事長に据えた

『安倍の晋ちゃん、元総理・・・』

だろうし、今や、自民党の最古参になった

『麻生の太郎ちゃん(=副総理兼財務大臣)・・・』

なのは、間違い無い・・・(笑)

 

 この二人にしてみれば、

『自分たちの爺ちゃん(=岸信介氏&吉田茂氏)が創り育てて来た自民党・・・』

と云う自負が消えて居ないから、ほんの

『ワンポイイント・リリーフのつもり・・・』

で据えた二階の俊ちゃんが、

『まさか、三階建てにも四階建てにも化けようとは・・・?!』 (=結果、5階(年)建てにまでなっちゃってたし・・・笑)

と想って居たはずで、居並ぶお坊ちゃまお嬢ちゃま議員たち(=二世&三世)を、嘲笑うようにコロコロ転がし、想うように党を操る二階氏に、業を煮やして、歯軋りして居たはずだから・・・(笑)

 

 今回の、

『岸田氏、担ぎ出し・・・』

には、今や、

『あいつ(=二階氏)を退(ど)かさなきゃ、自分たちの影がドンドン薄くなる・・・!』

と焦って居た二人が、案外、裏で仕掛けた可能性も、無きにしも非ずだわなあ・・・?

 

 この二人にとっては、自分たちの存在感が増せば快いだけで、

『どっちに転んでも、損は無い・・・!』

と云う立場だし・・・(笑)

 

 此処で、菅氏の、徐(おもむろ)の、

『党役員人事、敢行・・・』

と云う先手に、いち早くこの空気を読んだ二階氏は、此処で、総理(=総裁)の意を酌んだように見せ掛けて、

『否々、どうぞどうぞご随意に・・・!』

と宣って、早々、寝耳に水の

『幹事長交代劇(=役員人事)・・・』

を呑んだが、この『タヌキ爺さん・・・』が、タダで転ぶはずも無い訳で・・・(笑)

 

 尤も、既に、この五年間で、

『美味しい処(とこ)取り・・・』

は、もう全部遣っちゃった後だし、支持率も此処まで堕ちた菅政権を支えるのも、もう些か疲れたし・・・(笑)

 

 既に、

『御歳、82歳・・・』

にもお成りになって居ることを考えると、この際、

『あっさりご隠居(=隠退)・・・』

なんて芸当に出られても、何の不思議も無かろうし、県議会議員時代から、

『旧・田中派系・・・』

で鍛えられ、取りこぼしも無く築き上げた盤石な地盤(=和歌山3区&永田町)を考えれば、後継者指名をすれば、何の不都合も無く

『院政・・・』

が布けるだろう・・・!

 

 で、一方の

『後継幹事長の席・・・』

はと云うと、今回、あっさり旗を降ろした

『下村博文氏の昇格(=横滑り)・・・』

辺りで、話は既に着いて居たりして・・・(笑)

 

 何せ、菅氏とは、

『同期の桜・・・』 (=1996年当選:8期組・・・)

でも有らせられるし、現職が『政調会長』なのだから、十分に資格は有るしなあ・・・(笑)

 

 となると、今回も、広島の御仁(=岸田氏)は、

『体の善い当て馬・・・』

に遣われたってことか・・・?

 

 あれだけの大見得(=記者会見)を切って、

『政治生命を賭ける・・・!』

とまで宣った以上は、今更、旗は降ろせないだろうから、

『岸田幹事長・・・』

と云う裏の(=取引)は、さすがに無かろうし・・・?

 

 別に、どうでも善いことだが、こうして読むと、岸田氏とは、

『よくよく運の無い御仁・・・』

と云えるような気もするが、

『何が起きるか判らないのが、NAGATA-Cho・・・』

でも有るから、そんな裏の目が、出ないとも限らないが・・・(笑)

 

 それにしても、この『岸田氏・・・』なる御仁に吹く風を観て居て、つくづく気の毒に想えて来てしまうのだが、どこで勘違いをされたのかなあ・・・(笑)

 

『宏池会・・・』 (=旧・宮沢派・・・)

などと云う名門派閥の流れを引き継がされた段階で、

『大いなる勘違い・・・』

を、背負わされたのだろうなあ・・・?

 

 こうなりゃ、売名・目立ちたがりに満々の

『高市の早苗ちゃん・・・』

にも、何とか頑張って、

『20人の推薦人・・・』

を搔き集めて貰って、

『独り泥っ被りの無様・・・』

を回避するくらいしか、手は無さそうですぞ・・・!

 

 と云いながら、またぞろ

『石破のシゲちゃん・・・』

が、地方党員の人気の燃え粕(かす)を狙って、

『そんなら、俺も・・・!』

などと云い出さないとも限らないが、まあ、出ても、結果は視えて居るし、ジジイがお側衆なら、身体を張ってでも、

『今更・・・、お止めなさいませ・・・!』

とお薦めするが・・・(笑)

 

 否々、我らが菅さんも、さすがは

『官邸番頭(=官房長官)・連続8年・・・!』

は伊達では無かったようで、なかなかに

『寝業師・・・』

で有らせられるわなあ・・・(笑)

 

 と云う訳で、

『NAGATA Lympic の第一幕・・・』

は、斯様なシナリオではどうだろうか・・・(?&汗)

 

 最後まで読んで下さって居たら、誠に汗顔の至りです・・・(謝&拝)