・言葉の貯金箱・・・(127) | 日本哭檄節

日本哭檄節

還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

人は、自分一人の力では出世できないことを認識すべきである。
上から引き上げてくれる人と、下から押し上げてくれる人がいてこそ、
チャンスは巡って来るのだ。

 

「そうだよなあ・・・・・」
と、改めて肯(うなず)かされる言葉です。
 確かにその通りなのに、私たちは、案外この事実を疎かにしたり、忘れてしまっているのではないでしょうか・・・?

 私たちが、自分の人生において上達(=成功)していくには、決して自分一人の力だけでそれが叶うわけではありません。
 必ず自分の周りに、自分を理解し引き上げてくれる力を持った人の存在と、後ろから自分を上へ上へと押し上げようと、後押ししてくれる人たちの存在が必要なのです。
 その両方の力があるからこそ、私たちは人生の其処此処で、想いも掛けなかったようなチャンスに巡り合い、そのチャンスに乗って更に上へと上って行ける・・・。

 ですから、自分が、もし人生において上を目指すなら、この引き上げてくれる人と押し上げてくれる人の存在を、意識しておかなければいけませんよね。

「自分は、何でも自分で出来るんだ・・・!」
と云った自惚れや傲慢な態度は、そういう存在の人の力添えを、自分から失うことにしかなりません。
「人に嫌われる・・・!」

と云うことは、自ら自分の運やチャンスを小さくしたり失くしたりすることにしかなりません。

 また、この言葉の真意を理解していれば、

「人を大事にする・・・」
ということの重要性も理解出来ます。
 自分が出逢う人を大事にし、常に謙虚さと誠実さを心に置いて生きる時、私たちの人生には大きなチャンスが巡って来ます。

 私たちの人生の栄達は、誰であろうと自分独りだけでは決して成し得ないのです。

 必ず、上からと下からの人の力添えが必要なことを肝に銘じ、その人たちを疎かにしないことを常に意識して、上を目指しましょう。