(2991)㈱ランドネット追加投資検討
1⃣過去5年間のチャート分析
25年4月購入。トランプ関税の影響で安値で購入できた。
2⃣ランドネット追加投資検討
<結論 追加投資は一旦保留>
ただし、現在の区分マンション中心の業態から、ファミリーマンション・一棟ビルへ業態が広がっていく兆しが見えたなら、追加投資を検討すべき。
基幹システム(RCP)のノウハウが、ファミリー・一棟ビルへ活かせるなら、業績拡大の可能性はおおいにある。
また、地方への営業範囲の拡大、もしくは、日本で培ったノウハウを海外子会社でも活かせるなら、おおいに業績拡大の余地はある。
エナフン流株式投資術209ページ「企業の概観を俯瞰する5つのポイント、梨の木をイメージ。」。を照らし合わせる。
題目①成長性、②健全性、③企業の商品・サービス、④企業の外部要因、⑤企業の経営者
① 成長性
売上、利益ともに純増している。23年7月期先行投資で利益が低く、24年7月期利益を戻したことにより、その差額利益を市場が評価し、株価上昇。
現在PER6%と低位株。以下に記載する③企業サービスに競争優位があり、⑤経営者の理念、に強く共感できるため、今後、市場の評価が上昇する可能性はおおいにある。
② 健全性
24年7月期指標
自己資本比率32.6%と低め。
現金同等物3,423K⇔有利子負債13,026K
③ 企業の商品・サービス
商品である不動産は全国共通。いかに安く早く仕入れ、いかに高く上手く販売するかが、不動産業の源泉。
基幹システム(RCP)が有効に機能した結果、売上利益増加につながっている。
具体的には、RCPにより、効率的な営業ができている。実際にダイレクトメールが来た。
ランドネットのDMが優れている点
1. DMの送付が早い。区分マンションを購入後、1年以内にメールが来た。大手建設会社からもメールは来るが、2年目以降と遅い。
2. 文面が魅力的。「~万円で売却を検討」といった具体的な文言でメールが来た。大手は、「不動産価値を評価します。」といった抽象的な誘い文句だった。
RCPにより、仲介業者を介さず、ダイレクトに仕入れが可能で、安い価格で仕入れができている。
マネックス銘柄スカウター抜粋
ROE23.03 ⇔ インテリックス3.51、スターマイカ12.78、イーグランド7.82
ROA7.81 ⇔ インテリックス0.96、スターマイカ3.14、イーグランド3.03
同業他社と比べて高い。おそらく、データベースに基づく、営業活動(早く、かつ、安く仕入)といった差別化されたサービスが評価されているにちがいない。
④ 企業の外部要因
ドメスティックな会社のため、トランプ関税の直接の影響なし。
ただし、不動産業界は、景気に敏感に左右される業界のため、注視は必要。
⑤ 企業の経営者
代表取締役 榮 章博。創業者。
不動産会社大京出身。「当時あまりIT化が進んでいなかった業界に先駆け、データベースシステムについて学び、不動産流通データベースシステムを開発。」HP抜粋。
2025年現在の不動産業界でも、紙の文化で古い体質であることは変わらない。
その点、創業者は、今から26年前の1999年に、IT化の必要性に気づき、会社を設立した。26年蓄積したデータベースシステムが競争力の源泉となっている。
ランドネットの武器は、データベース。アイアールジャパン(6035)と似ている。
社長資産会社38.2%、社長33.4%と、過半数71.6%を社長一族が占めている。こういった会社は意思決定にスピード感がある。アイアールジャパン(6035)と似ている。
以上
