暗い夜道で、久しぶりに

饒舌な外灯に出会った。

 

真っ暗な夜道なんて

都内では、見かけない光景だろう。

 

月が出ていてくれれば

先を照らしてくれる。

 

今日は曇り夜道

 

あれ?

消えるかと思うとまた点く

付いたり消えたりというはっきりとした連続ではない。

 

蛍光灯の中央が暗く細り

光が 砂時計のカタチになっている。

 

コミックの登場人物で、騒がしくしゃべる口元が

砂時計の形状ではないか?

 

ただ点きっ放しで、口元にチャックし

意見を言わない連中よりはいいか・・

なんて

 

そんなことを思ってしまった外灯である。