願わくは、花の下にて・・・ | 癒しのアーティスト、ムッシュユキ

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南フランスの光と自然から大きな影響を受け画家、ムッシュユキのヴァカンス的生活ブログ



札幌市 羊ヶ丘展望台の桜です。

この桜の絵は、自分自身のために描いた物です。


西行法師の歌で  願わくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの  望月のころ  と言う有名な歌がありますが、 西行法師自身は、旧暦2月16日に 
73歳で、歌に願ったとおり、桜の季節に、彼方の世界に、戻られたそうです。

私は、ムッシュユキ と言う、名前の通り、フランスが大好きで、プロヴァンスや、コート.ダジュールの海を、好んで描いているのですが、だんだん歳を重ねてきますと レオナルド.藤田画伯の晩年の様に  日本人の血が目を覚ましまして 日本の物も、恋しくなつて来ました。

そうなんです 桜の花 です。

自分なりの、桜の花 の描き方を探しているのですが、これは、桜の絵を、少し描いたからと言って、見つかる訳では、ありません!

これは、探し続けますが・・・

西行法師の年齢を、超しましたので、桜の花 の絵を、描いておこう!

と、思いたちました。

しかし、私が住んでいる北海道には、奈良の吉野山の様な 山一面が桜!‼️
と、言う様な場所はありません。

道南の、松前の桜は、ありますが、札幌では無いので、私の特技? を使い
札幌の名所に、勝手に桜の花を咲かせて見ました。 



これが、全体です。

桜の花の、向こうに見えるビルは、札幌の市内で、ビルの向こうの山は、
雪が残っている、増毛の山です。

5月頃、札幌の羊ヶ丘展望台から、残雪の増毛の山が、連なつて 本当にこの様に見えます。

この絵は、私の夢の中の風景なので、

実際には、こんな大きな桜の木は、そこにはありません! ので、探しに行かないで、ください・・・ね!
 
そして、

西行法師の様に、皆がみな、桜の花の下で、彼方の世界に行けるとは、限りません。

と、言う訳で、自分自身のために、この桜の絵を、描いてみました。


札幌は、これからが、冬本番です! 

しかし、雪が溶けると、この絵の様な風景が、現れますので、もう少し?!

待ってて、ください。


ムッシュユキ
西野行彦