『室町文化編~英語で学ぶZEN(禅)・「わび」「さび」の世界~』 | Art Alliance~英語を使ってアートを学ぼう!~

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【英語でアート、アートで英語】を学ぶスクール「Art Alliance」のインターン&スタッフの日記です。

皆さん、こんにちは!
Art AllianceアシスタントインターンのAkikoです。

6月からスタートしました【英語で日本史】講座、大好評ですラブラブ
第1回『仏教美術編~「仁王」「菩薩」を英語で言えますか?~』に引き続き、
8月8日(金)『室町文化編~英語で学ぶZEN(禅)・「わび」「さび」の世界~』の講座を行いました。


本講座を受講される皆さん、様々なアプローチで英語で日本史を勉強することに
関心を持たれているようですねpencil*
ビジネスだけでなく、教育や文化などの分野でもグローバル化が急速に進んでいる中、
2020年夏季オリンピック東京開催も決定して、英語で日本文化を紹介する機会は
これからますます増えてくるでしょう!


講師は、日本の美術史そして語学(英語・フランス語・ドイツ語!)のエキスパート足立恵子先生。
日本美術史の講師経験も豊富で、語学学習、国際交流、異文化コミュニケーションに関する書籍や
雑誌記事の編集、執筆も多数手掛けていらっしゃいます。



<<他言語に訳すことが難しい日本史のキーワードを英語ではどのように表現するのか?>>
今回の講座でも、アメリカ人著者Kelly Quinn氏によって書かれ足立先生が翻訳された
日本史解説本「英語で解く日本史101」のコンテンツを各項目ごとに抜粋して、
読み解きながら授業が行われました。

※宮本先生もお薦めの書籍「英語で解く日本史101
 

歴史的背景と文化の繁栄は常に密接なものですよね!
本講座のテーマ「室町文化」はどのような特色があるのか・・・

カテゴリーは、大きく分けて3つ!
★禅とは何か
 ・海外でも「meditation(瞑想)」として非常に人気が高い禅について、
  禅の定義を英語ではどのように表現するのか?
 ・室町時代に一般の人たちの間で「簡素なものが美しい」という気風の中から
  生まれた日本の美意識「わび」「さび」を外国人に伝えるには?

★室町時代の美術
 ・寺院(金閣寺・銀閣寺の建築様式)
 ・庭園(石庭などの一見ランダムに見える目に見えないデザインの美しさから
  創り出される庭園)
 ・水墨画(山水画・牧谿・雪舟・長谷川等伯の表現するblack and white ink painting)
 ・茶道(おもてなしの流儀)、華道(“型”がある花の表現)、猿楽(能楽)
  
★海外の禅
 ・外国人から見るとエキゾチックに見える「ZEN」(禅)、ニューヨークにある
  レストラン「Zen Palate」のご紹介など・・・


伝える相手にその概念や感覚がない場合、形なきものを的確な表現(しかも英語)で
伝えることは本当に難しいものです。
  茶道=Tea ceremony
  華道=Flower Arrangement
となりますが、
もしかすると・・・
  茶道=SADO
  華道=KADO
と表現する方が良いのかもしれないと今日の講座を受けていて感じました。
私自身、仕事柄、異文化・他宗教の方々とお仕事をすることが多かったのですが、
その宗教についての概念が自分自身に浸透しておらず、彼らには日常で当たり前の
感覚が理解できず、相互コミュニケーションに苦労したことも思い出しました・・・


今回の講座では、その形なきものをいかに分かりやすい英語表現で伝えるかを
勉強することができました。
(私は特にわび・さびを表現する英語が好きです♪simple, imperfect, austere etc.)

日本美術の説明から、深い意味を持つ英単語と出会えた!新たな発見多き講座でした。
これは、どの時代を切り取ってもきっと同じですね!

次回は、時代を江戸時代に移して「浮世絵」にフォーカスした講座を
予定しています。日程等詳細が決まりましたら、随時HPやFBでお知らせ致します。
1回目、2回目の講座を逃した方もぜひ受講してみてくださいね!

Art Alliance
スクール・インターン Akiko

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音譜Good News!!音譜
【英語で日本史】講座を別の角度から展開させた特別講座の開講が決定しました!

外国人スペシャリストが語る!
「明治時代前後の日本の絵画;“描き”のパラダイム・シフト」


「外国人から見た日本の美術」がテーマとなる講座です!
講座を9月25日に開催いたします。西洋の絵画が日本に入ってくるまでの日本の
絵画作品に見るイメージや表現方法についてのイントロダクション・クラスです。
日本の絵画における歴史をDrawing(描画)とPainting(絵画)を通して見ていきます。

 ●外国人は日本の絵画に何を観ているの?
 ●日本人にはない外国人の鑑賞視点とは?
 ●海外のアーティスト達が日本のアートにインスパイアされる訳

直接外国の方に聞いてみたい!!

ということで、この秋「外国人スペシャリストが語る!
明治時代前後の日本の絵画;“描き”のパラダイム・シフト」講座を開催いたします。

講師力に自信あり!の“英語でアート”Art Alliance。
講師には日本をベースの活躍中のアーティストで、英語ネイティブであります、
アキレス・ハッジス氏をお招きしました。

Aquiles Hadjis(アキレス・ハッジス)略歴:
*現役アーティスト
*過去に東京藝術大学日本画を専攻
*現在は同大学博士課程在籍

豊富な専門知識と多彩なバックグラウンドを持ったハッジス氏が、
日本の美術の魅力を探る知的探求の旅へあなたをお連れします。

また、多くの講師経験を活かした、楽しくて熱いラテン系(?)な語り口で
定評があるハッジス氏。御担当いただいている弊社講座「アーティストの為の英会話」は、

「楽しくて90分の講座があっという間でした♪」

と、受講生の皆様からのお声を多数いただいております。
仲間とシェアする充実した知的で楽しい時、これも当講座の魅力の一つ。
是非ご期待下さい!

■TOPIC: 外国人から観た日本の絵画 ■
多くの外国人を惹き付けてやまない日本の美術。自らもそれに魅了されたハッジス氏が、
その秘密に熱く迫る!

●時代:明治時代前後
当時の日本の歴史を俯瞰し、日本の美術特有とされる技法や表現、イメージを解説。
●外国人ならではの鑑賞の視点、ポイントの解説
ハッジス氏が外国人としての自らの鑑賞法を披露、解説。
また、作品によせる想いなど、ハッジス氏本人が日本の美術から受けた影響について語ります。
*作品解説予定作家一覧(ほんの一部ですが。。)
俵屋宗達
長谷川等伯
禅画 
(宮本武蔵ら所謂アーティストではない描き手も予定)
★講師本人も心酔する作品を集めました。熱いレクチャーになること間違いなし!

■目標:多面的な鑑賞からより深く日本の美術を味わう■
技法、表現、日本人とは違う外国人の日本美術鑑賞時のポイントを理解し、
異なる角度からの見方を通して、より深く日本美術を味わえる様、講師が皆様を導きます。
一歩進んだ日本美術鑑賞へ。新しい日本美術の世界があなたの目の前に広がります。

■講師:Aquiles Hadjis(アキレス・ハッジス)■
●Artist, Art Lecturer(アーティスト、アート講師)
●ベネズエラ出身。母国でデザインを学び、日本では東京藝術大学で日本画、
先端芸術表現の研究を経て、油画での修士号を取得。現在は東京藝術大学博士課程に在籍。
日本、アメリカ、ドイツ、ベネズエラなどの多くの国で作品とサウンド・パフォーマンス
を発表。

下記、どなたでもご参加いただけます!

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●日時: 2014年9月25日(木)19:10~21:20
*19:10~20:40 レクチャー
*20:40~20:50 Q & A タイム
*20:50~21:20 講師と生徒様プチ交流会 (ドリンクご用意します)
●受講料: 4,860円
(内訳:講座料4,500円+消費税) 事前振込制
●場所: 外苑前 Cross Coop 9階会議室
●地図: http://crosscoop.com/conference/access_aoyama
●定員: 15名
●キャンセルポリシー: お振込後1週間以内のキャンセルは手数料
540円を差し引いた金額をお返しいたします。それ以降は払い戻し出来かねます
のでご了承ください。(クラス日の2週間前よりご予約・お振込みいただいた場合の
返金はできかねます)

★お申込みはこちら: info@artalliance.jp
(1)お名前、(2)PCと携帯のメールアドレス、(3)携帯のお電話番号 
ご明記ください。

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