
あの少女が来日です!
というわけで、先日行って参りました。東京都美術館。

Johannes Vermeer,
Girl with a Pearl Earring,1665,
The Royal Picture Gallery Mauritshuis,Den Haag
すごい宣伝の仕方だったので、混むことを見込んで、
時間帯狙って行きましたが、入館前に20分待ちでした。
アトラクションかよ!
というつっこみはとりあえずおいておいて。。。。笑
まぁそれでも印象派に比べればまだ良いほうでしょう。
フェルメールって、普通でいったら一般的にはあまり人気のある画家ではないと思うのですよね、
画家自身も謎が多いですし、オランダの風俗画自体があまり一般受けしないでしょうし。
それでもこの人の多さは、現在の美術館人気や宣伝の力もさることながら、
やはりあの魅力的な少女の力だと思いました。
わたし個人的には、実はフェルメールって特別好きな画家でもないのです。
好きでない、というと語弊があるかもしれません。
興味はあるのです。
なぜ特別好きでない、という表現になるかというと、
多くのファンの方が思っているようなロマンチックさを、わたし自身は実はあまり感じないですし、(もちろん理解と認識はしています!)
この少女の目も、今回の展覧会の中でも「冷たい」と表現されていますが、わたしはそういう風に感じないのです。
フェルメールの絵に登場する人物に、感情が描かれていないかというと、
それとはちょっと違う意味なのです。
フェルメール自身の感情が伝わってこない、どちらかというとそういう意味です。
この少女も、こちらを見ていて、展覧会の中でもそれを「冷たい目」と表現されているわけですが、
下記でも述べますが、こちらを見ているようで、見ていない、わたしはそう感じます。
見ているけど、わたしでない人を見ている、そういう感じです。
フェルメールはそういう自身の温度すらもわたしには感じさせない、
だから「好き」という感情まで行き着かないのです。
でも逆にそこが、すごく興味深い部分なのです。
絵を観るときに、一番わたしが好きなのは、画家の話を絵を通して聞くことですが、
それがフェルメールの絵だと全然できないのです。
なぜなんだろう、わたしはいつも不思議に思います。
もちろん資料があまり残っていない、ということもあると思いますが、
それだけではないように思います。
人それぞれ感じ方はありますが、
わたしはフェルメールの絵をみて、絵の世界がとても遠くに感じたりするのです。
わたしはここにいるのに、中の人はまったくこちらを気にも止めてくれない。
たいてい絵の中に描かれる人物は、こちら側の存在を感じているような雰囲気を身体のどこかで醸し出しているものですが、
フェルメールの絵は、それがないのです。
いえ、ないと感じるのです。
ある意味それがその人のプライベートな部分を垣間みたような絶妙な距離感につながっているのかもしれません。
話の続きがあるような奥行き感や、
それから色の配色や計算された構図なども、
やはり大変興味がありますし、魅力だと思っています。
ある意味、唯一その「計算された」部分が、わたしにとっては
フェルメールの人柄を感じることができる部分なのかもしれません。
そういうわけで、「特別好きではない」、と書きましたが、
とても気になる画家の一人であることは間違いありません。
(よかったらこれを読んでくださっている方の、フェルメールに対する想いをぜひ教えてください!自分はこう思っていますが、他の方の意見など聞きたいです。あーそうなんだ!と思うことがあることが好きなのです。人がある対象のどこに惹かれているかというのは、わたしの感心事のひとつです。)
というわけで前置きが長くなりましたが、本題に。
展覧会自体に出展されている絵画数はかなり少ない方だと思いました。
あっという間に観れてしまいます。
ただし、その少女の前には、
なんと長蛇の列。
そして、せっかく並んだのに、じっくり観ることができる時間もなく、
警備員さんの
「前の方が進んだら止まらずに進んでくださーい」
の声とともに、その列を進む、いや、流れていかなくてはならない現実。
疲れました。。。。
あの少女の真珠もほとんど観ることができないまま、、、
口が半開きだったかどうかを確認することもなく、、、
ただ「青が綺麗だった」という印象しかないです。
もっとハイライトの部分や目とか、色々細かくじっくり観たかった(涙)
というわけで、今回はあまり感想はありません。。。
ただとりあえず観れてよかったね、という感じです。
あとレンブラントのおじさんにも会えたし。

Rembrandt van Rijn,
Self-Portrait,1669,
The Royal Picture Gallery Mauritshuis,Den Haag
こんな内容しか書けずで申し訳ありませんが、、、
これから行かれる方、ぜひ狙いに狙って行ってくださいね!!