いつも明るく輝く天の国と

いつも薄暗く、雨ばかりの地の国があります

どちらの国に産まれるかは、誰にも選ぶ事が出来ません

天の国の人はいつも地を見下ろし

地の国の人はいつも天を見上げました

どちらの国にもそれぞれに、幸せな人と不幸な人

幸せな人を妬むものと不幸な人を恐れるものがいましたが

お互いの国はそれを信じる事が出来ません

けれど、天の国の人には、地の国で生きる為の足が無く

地の国の人には、天の国で生きる為の翼がありませんでした


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8月です。
現在、SINKというカンパニーの『鳥籠』という作品の稽古の日々。

稽古も本格的に動き始め、皆の士気も高まっている事でしょう。
今回の作品はミステリーです。
作品のジャンルが、ミステリー、であるというネタバレだけは、ここで公にしてしまう事を御容赦頂きたい。

是非、御来場ください。

SINK STAGE3 『鳥籠』
8月23日~28日
サンモールスタジオ

詳細は、こちら

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先日、インドから帰ってきました。
と言っても、早いもので既に10日くらいたってしまいましたが。
ただいま。

理由は、血縁の結婚式の為。

インドと言っても、僕が訪れたのは、ムンバイ、という都市だけ。
そこでの事について、何回か、少しずつ書こうと思う。

僕が書き、君が読む、その為の装置 -ホテルからの眺め

・ムンバイ雑記

ムンバイでの移動は、ほとんど車だった。観光だけが目的で訪れていたら、電車や、バス、リキシャと呼ばれる乗り物を使っていたのだろうけれど、両親もいたし、個人で動く事はほとんどなかったので、一般的な旅行者とは、事情が違う。
電車に乗れなかったのは、少しだけ残念。
ムンバイという都市は大きい、インドで最も大きな都市らしい。
場所によっては、世界でもかなり土地代の高いところになる、と聞いて少し驚いた。

けれど、はじめに驚くのは、その交通量だ。車が非常に多い。
しかも、車線がない。道は広いけれど、車線がないので、車は、追い越し追い越され、時に2列、3列に横並びになって、走る。
インドで、車を走らせる事が出来れば、世界中どこでも大丈夫、との事。

写真は、車の中から撮ったもの。黄色と黒が目印のリキシャが映っている。
リキシャとは、まあインドのタクシーみたいなもの(タクシーはまた別にあるのだけど)。
人力のリキシャ、三輪のオートリキシャがある。

僕が書き、君が読む、その為の装置 -車からの眺め