配置

3月18日　木曜日

　久々の完全オフの日なので家の中で自由に過ごす。いや、いつもだって自由ではあるけれど、それよりも長くかつ良質の自由という事だ。本を読み、落書き程度に絵を書き、部屋の掃除、自炊もする。皆の言う生活感、という奴はこういうことを言うのだろうな、と感じる。
　忙しいとすぐに部屋というのは荒れてくる。それはつまり物が片付いた状態から、いつでも欲しい物が欲しい場所にあるように配置され直されているという事だ。機能的になるに連れて部屋は散らかるのである。この場合どちらか、というのはない。だのに、すっきりした部屋と散らかった部屋のどちらにも、相応の快適さがあって頭の中では無理なく共存出来ると思っているから、部屋を片付けては散らかすというサイクルを繰り返すはめになる。どちらかを犠牲にするのが最も美しい解決法だけれど、何か手があるのではないかと、じたばたしているのである。