9月27日 日曜日

 宇宙への扉はいつだってどこでだって開いている
 机の引き出しの奥に眠っていた、ロケットペンシルでだって少年はどこまでも飛んで行ける

 ひたむきさと宇宙への情熱を燃料に変えて


ロバート・A・ハインライン『大宇宙の少年』 読了

 原題は、『HAVE SPACE SUIT-WILL TRAVEL』。『大宇宙の少年』は『スターファイター』の改題である。
 やっぱりこういうジュブナイル物は好きだ。好奇心が人を動かして、知恵を絞り、困難に立ち向かうというシンプルな構造は、なかなか古びない。ハインラインの作品にはどれも伸びやかであたたかな手触りを感じる。