9月3日 木曜日

 ずっと安心である事と、ずっと不安である事、どちらが理想的だろうか。もしかしたら、ずっと安心であることは、ずっと不安である事よりいくらか安全かも知れない。ただし、安心で入られる事は、安定しているかもしれないけれど、不安である事が安定していないとは限らない。
 では、安心でいる事と、不安でいる事のどちらが刺激的だろうか。
 ずっと安心である事と、ずっと不安である事の、どちらが平和だろうか。
 


ジェーン・フルトン・スーリ『考えなしの行動?』 読了

 翻訳は、森博嗣。デザインの本であると言うのは知っていたけれど、開いてみれば写真と短い文章のみ。日常の人の何気ない動作や、物の扱われ方などの写真から、そのもののデザイン意図や外れたもの、または足りないものに気づき、新たに生み出す為の一助であろう、とデザインされた本。デザインとは何か、またその発想という点において非常にためになる本だ。
 重要なことは、またこの本を鵜呑みにして覚えても仕方がないと言うことだ、新たに自分で発見して、加工して、発信すること、それに尽きる。

 ただ、写真より先にテクストが先に目に行ってしまう時が、何度かあってそれはもったいない。