ノーベル物理学賞を3名の日本人が受賞した。

南部陽一郎/小林誠 ・益川敏英

の3氏

同じ、日本人だから受賞が喜ばしいわけではない
人種を問わず、科学者というのは偉大だ


という訳で(どういう訳でしょう)
少しずれるけれど、僕の好きなニコラ・テスラの話

ニコラ・テスラという人はよくトマス・エジソンと比較して語られることが多い
どうも日本ではエジソンに比べて、認知度が低い印象
(オカルト方面では有名かも)

簡単過ぎるくらいに説明すると、直流電流を事業化したエジソンに対し
交流電流を推進したテスラ
つまり、今日でどちらの技術をより享受しているかといえば、
テスラの交流だ

「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
と、エジソンは言ったけれど、それに対しテスラは
「天才とは99%の努力を無駄にする1%ひらめきである」
と皮肉を言ったりしている

エジソンがテスラにした約束を、
冗談と一蹴してしまったことに端を発し
2人の確執は深い

このあたりのエピソードは、調べれば
いくらでもすぐに出てくるので、ここでは割愛

割愛しすぎて、よくわからないけれど、
僕はテスラに科学者としてのあるべき姿を
漠然と投影している
だからこそ、あまりにエジソンに比べ
テスラの認知度が低いことに
多少、もったいないなと感じている

科学による僕たちの実生活での恩恵は
科学者の好奇心の単なるおまけのような物だと
僕は考えている

だから、科学者は自分の好奇心を
どこまでも探求すればいい

エジソンは、科学者としても確かに偉大だけれど
彼は実業家だった
その点で、テスラは科学者としてより純粋

晩年は、ハトが唯一の友達だったらしいけれど
ニコラ・テスラは孤独で
実に科学者らしい科学者だ

科学者の情熱は実生活からかけ離れたところにある
とてもクールな物

テスラは、僕がそう思える人間だった

蛇足

俗っぽい話だけれど、僕のイメージは
東野圭吾ガリレオシリーズの
湯川学が比較的近い、かな
湯川学というキャラクタが晩年
どうなるかにもよるけれど





10月7日

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