いやー辞任しちゃいましたね、久間防衛相。
公の場で「しょうがない」はさすがに政治的にも人間的にもどうかと思いますけどね。。。
asahi.comで【久間氏の発言要旨】読んでみると、
「そういう考え方もあり得るだろうな」とは思います。
それは何もアメリカが日本のためを思ってソ連の脅威から守ってくれたという話じゃないし、
ましてや、そのためには原爆投下もやむなしということでもない。
ただ、うーん、ここは広島・長崎はもちろん、“捨て石”にされた沖縄のこと、
そして大空襲にあった東京、我が横浜の犠牲者を思うと言い方が難しいのですが……。
原爆投下がなければ真剣に本土決戦までいってたような気がするんですよね。
1945年7月26日のポツダム宣言。
アメリカ・イギリス・中国が日本に対して無条件降伏を勧告したものですね。
それを日本政府はいったん黙殺したと聞いて、皆さんどう思います?
しかも当時の新聞はそのポツダム宣言を「笑止」と吐き捨てている訳です。
そして翌月の原爆投下に至る訳です。
正直、もう日本はブレーキがぶっ壊れてたんでしょう?
原爆が投下された後でようやくポツダム宣言受諾ですよ。
そして民主主義国家への道を歩み始めたのです。
その道程に今の日本国憲法が、あの前文と第9条がある訳です。
この過程をきちっと語らずして「戦後レジームの脱却」を進めたがる宰相よりは、
まだ久間防衛相、いや前防衛相・久間氏の態度は真っ当だと言えるかも知れません。
イラク戦争は間違いだったと公言した閣僚という点をとらえれば、
リスクを取って意見する勇気ある政治家とさえ言えるかも知れません。
少々持ち上げすぎましたが、つまり、
あの方は選挙前でなくても辞任に追い込まれたでしょうかね?
で、後任は小池百合子氏ですか。
たしか日本新党から出た参院選に初当選して間もなく、
翌年でしたか、衆院に鞍替えしましたよね?
新党ブーム真っ只中だった訳ですが、
当時21歳の僕をして「え、こういうの党利党略っつーんじゃね?」
てなことを思わせてくれたような気がします。
その後は政党を転々として現在の地位に。
何というか、オマエが言うなとお叱りを受けそうですが、
いよいよこの軽さが本当に恐ろしいです。安倍内閣。
そんなこんなで迫り来る参院選。
ここ数年の国政選挙では歯を食いしばって民主党に投票してきたものの、
もうね、さくらパパで白けました。巨泉ショックを思い出しちゃった。
いよいよ受け皿がありません(泣)
さっき日本新党の嫌な思い出を語ったばかりでアレですが、
こうなりゃ新党日本に賭けてみようかなって気も。
9条についての意見も二大政党や革新政党のそれより馴染みやすいです。僕には。
http://www.love-nippon.com/4_kikai.htm
っていうか「二大政党」は幻想かな。
民主党は9条でも他の重要案件でも意見まとめられそうもないし(泣)
政権とって一体どうしたいんだか?