また死刑に関するニュースが続いてますね。
大学生ら2人を生き埋めにされた事件で被告に死刑判決とか、
山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し控訴審とか。
自分、基本的には死刑制度には反対なんです。
犯罪者の人権なんか擁護しませんよ。
でも国家権力が人を殺すのを是認していいのかという疑問があるのと、
冤罪の問題です。万一のとき取り返しがつかないでしょ。
後者は人の受け売りですけどね。
ただ正直、冒頭の二件とか「極刑しかなかろうなぁ…」と感じてしまいます。
今日も横浜駅で2歳児が変な女に刺されて重傷だとか。
なんかもう、「頼むからオマエが死んでくれ」とも思います。
裁判員制度はいつからでしたっけ? 再来年?
気が重いなぁ。。。
あ、ところで国民投票法が成立しましたね。
なし崩しの憲法解釈で自衛官がズルズル最前線に連れて行かれる前に、
きっちり国民的議論てやつが深まることを望みます。
まーしかし相変わらず受け皿がないなと感じます。
いつまでも「改悪反対」とか「数の横暴」云々と叫んでるような護憲勢力にはやはり同調できない。
多数決の横暴を言うなら、じゃあテメーらの議席が何で少ないのか顧みろと。
改憲しても9条は残る道はないのかと思っていたり、
9条擁護してるけど革新政党には共感できないって人は、、、
意外とおられるんじゃないかと思うんですけどねえ。
極力、情緒的にならず筋論でいきたいと思うんですが。
一有権者として少しは責任ある議論をしたいんですが。
いかがなものでしょうか。
さて、そんななか、大前研一さんの記事に共感しましたね。
「集団的自衛権の先にあるもの」
二箇所抜粋させていただきます。
「産業論の視点だけで言えば、日本は優秀な技術を持っている。特に精密機械は得意だ。その日本が作った武器を輸出し、実際に使われて、そのノウハウが蓄積されていく。そうなったら、いつかは武器輸出大国にもなれるだろう。
しかし、それが本当にいいことなのか考えるべきだ。みなさんはどう考えるだろうか。 」
「しかし先ほども述べたように、過去の日本はその道を進んで、第二次世界大戦へと突入していった。持てば使いたくなる。外国からバカにされ続けたら「何のために持っているのか」という声も大きくなるだろう。そうした感情の流れに流される恐れを盾に反対する立場から言えば、戦争や殺し合いに手を貸すことは許されない。憲法や大多数の国民の感情も今はこの立場だろう。」
そして最後に大前氏独自の意見を述べられています。
「なるほど」と思いました。それもアリかも、と。
リスクを回避して、国益を得るには?
なるべく皆で安心して暮らすには?
どうするのが最善なのか。
独善的にならず、スローガンに酔わず、考えましょうよ。ね。