2026年2月27日(金)の会社帰り。
普段とは違うバスに乗り、地下鉄に乗り、首相官邸前で行われたデモに行ってきた。
「平和憲法を守るための緊急アクション」と銘打たれたデモは、
現行の日本国憲法を保持することを望み、憲法改悪への反対を目的としたものです。
私は、とにかくいろんなモノが好きです。
色んなマンガを読み、色んなアニメを見て、気になるドラマや映画を見たり、
大好きなフィギュアスケーターのアイスショーを見に行ったり
大好きなバンドの音楽を聴き、大好きなアイドルのライブに行く。
色んなエンタメに触れて、それらを応援する人生を送っていました。
※こう書くと、むちゃくちゃ趣味に時間を費やしてる風ですが
有給2桁を期限切れにしてしまう位、仕事に忙殺されながら、趣味に縋ってなんとか生きています
そんな風に生きてきた自分は、
ついこの間の衆議院選挙の結果を受けて、マイノリティであることを自覚せざる得なくなり、
自分の民意は、選挙に反映されず、国会には届かずに
このまま掻き消されていくのか・・・と
本当に精神的にしんどくて、不安感や虚無感に襲われることが多くなっていた。
自分の心の守らなきゃ、、、と大好きな音楽を聴いたり、
大好きなアイドルの動画を見たり、
応援していたフィギュアスケーターの演技を見返したり、
頑張って現実逃避しながら、少しずつ心を回復させている中でデモの存在を知りました。
Xのおすすめに、デモの予定をサイトにまとめてくださっている方の投稿が流れてきて
興味本位でデモカレンダーを見てみたら、
近日中に憲法を守るアクションデモをやることを知りました。
一番最初に気になっていたデモは、休日の昼間開催で
ギリギリまで行くか迷って、結局勇気が出ずに行けなかった。
それでも、どんな感じだった知りたくてXで検索をかけたら
「デモに行ってきた!」という内容で、色んなペンライトの写真が載っていて
その中に、自分が大好きで応援しているアイドルグループのペンライトを見つけました。
「ほあ!?」と本当にそんな奇声を上げてしまうくらい、
いい意味でびっくりしてしまった。
だって自分が大好きなアイドルグループは、政治主張とは縁遠い日本のアイドルだし←
ファン層が10代~20代女性が9割くらいを占めていて、とにかく若いんです。
でも、危機感を持ってデモに参加する人が存在する。
そのことをあの写真を通して、知りました。
その時、自分の中に(デモに参加すればよかった)
という後悔と
次こそは、参加するぞ!という勇気が自然と湧いてきました。
そう決意したら、途端にフットワークが軽くなる自分。
※1人でひたちなか開催のRIJF、北海道の音楽フェスに行くような人間だし
次のデモの予定を調べて、27日の夜に首相官邸前で
「平和憲法を守るための緊急アクション」デモが19時からあると分かり、
自分が今参加したいと思える内容だったので(とても重要)
行き方を調べて、念のために赤坂にホテルを取りました。
(デモ参加の決意が揺るがないように、行く理由を増やした)
そんで、いざ当日。仕事は残業なしで定時退勤。
普段なら自宅に帰るだけだけど、今回はデモに向かうから、
いつもとは違うバスに乗って、いつもとは違う地下鉄の路線を使う。
少し時間に余裕があったので、赤坂のホテルでチェックインしてから
再び地下鉄に乗り、「国会議事堂前」で下車。
正直、この時点でかなり人がまばらで、少し不安になった。
※最寄りの出口を間違えており、ほぼ人が居ない出口だった
スマホのMAPとにらめっこして、大分遠回りしながら
デモ主催者がスピーチしている場所までの坂道を登っていくと
段々とスピーチの声と、ペンライトの光が見えてきて
(あ。ひとりじゃなかった・・・良かった)
とそこですでに泣きそうになった自分。
デモに参加することは、周りには誰も言っていなかったし、
そんなことを気軽に打ち明けて、一緒に参加できる友達も自分には居ない。
でも、いざデモの現場に来てみたら、1人で参加している人も多くてホッとした。
カップルで参加している人も居るし、
友達なのか親子なのか、複数人で来ている人も居た。
自分が首相官邸前に到着したのは、デモのスタート時間から10分過ぎた頃。
デモの開催場所は、ガードレールに囲まれた歩道の一角で
車道に出ないように、歩道の中で列が出来ていた。
なお、周りには、国会議事堂と首相官邸くらいしかなくて
今回のデモは、事前に警察に許可を取って開催されていたので
一般人の通行の妨げになるような混乱はありませんでした。
デモを見守る警察官の方から
「向こうに列が続いているので、参加される方はこの先に進んでください」
という誘導に従って歩みを進めると、思った以上にとにかく長い。
多分300メートルくらい歩いて、ようやく最後尾に辿り着いて列に並ぶ。
その後もどんどん人が増えていき、
「このままでは最後列が道路に出てしまうから、詰めてください」
と改めて誘導があり、最初は2列だったのが、3列、4列、5列と
どんどん広がっていった。
デモの列が長くなりすぎて、スピーチが聴こえないな、と思ってたところ、
デモの主催スタッフの方がYouTubeでの生配信QRコードの読み取りボードを持って
回ってくれたので、スマホでスピーチを聴きながら、
ときにみんなでコールをする。
すぐ近くにいた人は、なんとスマホで『ポケモンGO』をやりながら
コールもちゃんと声を出していて
(ゲームしながらデモってできるんだ!?)とビックリしたものです。
最初は、戸惑いながら、段々とみんな声が出るようになって
日常会話より少し大きい音量で
「改憲反対」「平和を守れ」「戦争反対」
と言葉に出した時に、
自分のこういう気持ち、実際に声に出して言ったことなかったな。
とすごくハッとした。
Xに投稿したり、頭の中で思うことは、何度もあったけど、
実際に声に出したのは初めてで、心の中につっかえていたモノが
ようやく表に出せたような・・・不思議な気持ちになりました。
そして、20時になった頃、ほぼ時間通りに
デモ主催者から終了宣言され、混乱なく、ゆっくりと規制退場。
帰り際に、声を掛け合ってペンライトかざして写真を撮っている人もいれば、
手持ちの楽器を鳴らして
レ・ミゼラブルの「民衆の歌」を歌う人がいたり、
「高市止めろ」コールをする人が居たり、なんとも漫然とした空気の中で
自分は、1人で赤坂のホテルに向かい、初めてのデモが終わった。
今回のデモは、事前に許可を取って警察の帯同のもとで行われていて
警察間の方も「参加されている市民の方々~」と呼びかけていたり、人が増えだした時に
「デモの場所移動をお願いしたら、言う事を聞かない人が2人くらい居たけど、
2人だけだし、他の人の迷惑になっている訳じゃないから、まいいか。」
という感じで、警察官側もデモに慣れていて、
デモの参加者側も大多数が静かにちゃんと誘導に従う人ばかりなので
だいぶ平和な空間だった。
今まで、自分の持っていたデモのイメージは、
特定の団体に所属している人達が一堂に会してやっているような認識だったけど
いざ、その場に行くと、デモの開催に動いてくれた主催者は居ても、
デモに参加している人たちは、本当に会社帰りの中年、初めて来たであろう若者、
前から来ているであろう年配の方、という感じで格好も含めて全然統一感が無い。
ペンライトを持っている人も多かったけど、
ペンライト自体に偏りがなく、いい意味で種類があり過ぎて
特定のグループのファンが集まった感じもない。
プラカードのデザインも言葉も統一感が無く、
各々自由に持参してきたという印象だった。
ここにいる人達の共通点は、
本当に「日本国憲法の保持」「改憲反対」「戦争反対」だけ。
それだけを訴えるために、一個人が3600人ほど集まった訳だ(神奈川新聞調べ)
人生で初めてのデモなので、デモ参加者の多さが分からなかったけど
普段からデモに参加している人の呟きだと、
前回は1000人程度だったのか、今回は3600人に増えていたということだった。
自分がデモに参加したことで、何か社会が良くなった訳じゃないし、
分かりやすく誰かの役に立てた訳でもないけど、自分の中で「何か」が変わった気がしました。
そして、デモに参加した翌日、
2026年2月28日(土)、イスラエルとアメリカがイランへの攻撃を開始。
【3/11訂正】
アメリカの攻撃で、イランの女子小学校にミサイルが落ち、
100人以上の女児が亡くなったと報じられている。
※当初イスラエルの攻撃と書きましたが、動画の解析により
アメリカのミサイルによる攻撃の可能性が非常に高いことが分かったため、訂正します
イランは、近隣国のサウジアラビアの米軍基地にミサイル攻撃を行い、
複数の国を巻き込んで戦争状態に突入してしまった。
標的となったイランは、以前から核開発を問題視されていたり、
イラン国内での非人道的行為など、問題の多い国ではあった。
だからと言って、
市街地にミサイル攻撃してよいことには、全くならない。
イスラエルとアメリカの行為は、明らかな国際法違反なんです。
※国際法には、「武力行使禁止原則」というルールがあり、国連憲章という条約の2条4項に
国が他の国に対して武力を行使したり、武力を行使すると威嚇したりすることを原則禁止しています
【3/11訂正】
でも、日本(高市首相、小泉防衛大臣、ならびに自民党含む与党政権)は、
イスラエルとアメリカによるイラン攻撃について国際法違反である旨の抗議をせず、
それどころかイランに抗議する立場を取っています。
※明確に支持するという言葉は使用していないため、イランに抗議するという立場に訂正します
正直、とても苦しい。
自分の民意は、選挙で反映されず、自分は選んでいない政党が
大多数の議席を獲得し、与党になってしまった。
でも、国の代表としての発言は、その国の意志として他の国に伝わってしまう。
私個人は、イスラエルとアメリカによるイラン攻撃を支持していないし、
イランへの攻撃を直ちに止めて欲しい。戦争を始めた奴らの片棒なんて担ぎたくない。
でも、今の日本の首相は、絶対にそう言わない。
じゃあ、戦争に反対する意思は、どこで表明すればいいのか。
「選挙で選ばれた」と、「自分に発言に民意がある」と暴走する国の代表相手に。
ずっとずっと考え続けている。
デモに参加するのには勇気がいる。
まずは、自分の本当の気持ちを
実際に声に出すところからでもいいと思う。
遠くからデモを見に行くだけでもいいと思う。
私は、別にデモに行きたい人じゃない。
でも、自分のように、ひとりで打ちのめされている人が、
ほんの少しでも生きやすい世界になることを願っているし、
なによりも、自分のために、これからもデモに行きます。
選挙にも行きます。勿論ライブにも行きます。
全然働きたくないけど、平和な世界で働きたいし、
これからも、自分でお金を稼いで、生きていくつもりです。
そんな日常を手放さないために、もっと勉強します。
戦争反対。