「Artistになればイイんじゃない。」
今日言われた衝撃の言葉。
その人が動けば政治家の一人や二人作る事が出来るくらい
凄い人に会いました。それくらい行政に力を持ってる人です。
そして教育委員会にも影響力を持っていて、
現在本業は建設業の経営者という…とんでもない人です。
若くして世の中を渡り歩いて、社会と上手く付き合って
いく事を、知り尽くしている方でした。
そんな方と話していたら、「君は芸術家向きじゃないの」と言われ、
見るからにそんな顔をしている、と…。
これまで、恐ろしいほどの社会経験をしてきたその人の言葉には
とても説得力がある。…なんか、怖い感じだった。
「なぁんか、人とは違う雰囲気じゃない。独特っていうか。
人のためにホントにモノを作りたいの?自分の表現したい
モノを極限まで追い求めてみたらイイじゃない。」
ArtistとCreatorは別物だと、俺はずっと教えられてきた。
自分の感性で自分の好きな表現を追い求め続けるのがArtistで、
そこのビジネス的要素は求めない。
Artistで生きていくには、パトロンがいなければ成り立たない。
Creatorはクライアントの求めている者を創るために制作活動をする。
人のために動くから、そこにはお金が発生してビジネスが成り立つ。
俺は創る事で、満足できる人間じゃない。
俺は昔から、それを人にあげたりして、喜んでもらう事が好きだった。
人のために何かを創る時がとても楽しくて、
そこに"相手"が存在するから、制作に本気になれる。
…だから、学校で創る作品はいつもイイものが出来上がらない。
誰かのためにってのがないから。
そんな性格を汲み取ってくれたのが、今の社長だった。
芸術家を育成する大学に入ったのはいいけど、
お前は本当に芸術家になる事を望んでいるのか、と。
「お前はArtistというより、"人のため"があるCreatorなんじゃないか。」
それで、今の仕事をさせてもらっている。
クライアントがいて、その要求に合わせて何かを作るCreatorの仕事。
でも、今回そんなオオモノに、世間を上手に渡っていけるタイプ
じゃないだろと言われて、少し困惑している。
その人に言われた言葉一つ一つは、かなり的を得ていて、
チクチクと心に刺さってきた。
確かに、まだ社会に出るコミュニケーション能力がなく、
営業やプレゼンの場で上手に話して、人付き合いを
上手くやっていく弁論術も、俺にはない。
それなら、人をベースにした仕事ではなく、自分の世界に入り込んで
制作を黙々と続けていくようなArtistの方がむいていると言うのだ。
「デザイナーとかクリエイターは自分の作りたいものを作れないだろ。
本当にそれでいいのか?せっかく君の個性があるなら、それを十分
発揮できるような自分の作品を作った方が楽しいじゃない。」
俺はいったいどっちなのだろう。
確かに自分のやりたい事が出来ないのはキツい。
個性よりも相手を常に優先させなければならない。
周りに影響されずに、もう一度自分自身で考え直してみたい。
でも、気づきや発見は行動の中からしか生まれないとも学んでいる。
黙って考えても絶対に答えは見つからないという事だ。
今はCreatorの道をとことんやってみて、その行動の中で
確かめていきたい。もし、そこでダメなら、また違う方向を
考えればいいと思う。
信じてやってみるしかない。
「まぁ、Actionをやめなければ常に発見がある。
自分を見つめなおすのも、やってみなきゃ解らないだろっ。」
と社長も言ってくれた。
とりあえず突き進んでみようと思う。Creatorの道♪