デザイナーの仕事って常に自分との戦いな気がする…。


最近、仕事をしながらそう思う。




俺はまだまだ19歳のコゾーで、社会からみればただのアマちゃんらしぃ。

プロのクリエイターとか現役経営者の人達に会って話しをしていると、

自分なんてまだまだだなぁって、思い知らされる。


デザイナーは完全なるビジネスマンです。

クライアントの要求が全て。

それに100%応えるために、ものを作るのです。

だから、俺はまだまだらしいんです。こう言われました。

「デザイナーに自分の表現や思いなんて無いんだよ。」




………重い。(笑)

重く深い言葉でした。

自分のしたい表現だとか、自分の伝えたいものとか、そんなものは表に出してはいけない。

相手がしたい表現、相手の伝えたいもの、相手の好きな色、相手の意図したレイアウト…。

その人から“仕事”として、デザインを受注している以上、

デザイナーが作るものは、頼んできたその人が作りたいものなのです。

決してデザイナー自身が作りたいものではない。

クライアントの気持ちがデザイナーの全てです。そこに“自分”を出してはいけない。


プロは、そうやって社会の中で働いているそうです。

うちの社長もよく言っています。

「仕事は人のためにするものだ。」と。

自分のためにするものは全て趣味で終わる、「人のため」ってのが仕事だと。

そう考えるとデザイナーは本当にビジネスマンで、

人(クライアント)のためにものを作っているだなぁって痛感しました。


自分の表現が作品に入っている俺は、まだまだデザイナーにはなりきれていないみたいです。




友達に、そんな話をすると、

「そんな人達と話せるだけでも凄いじゃん」

と言ってくれた。


…確かにそうかも。実際、デザイン会社の社長さんとなんて、

普通に学生やってたら会う事も出来ない。

そういう経験を出来て、気づく機会を得る事が出来ているだけでも

俺は幸せ者なのかな。





そんな未熟者だって解った俺にも、仕事はある訳で…。

いつか俺に教えてくれたプロの人達に追いつけるよう、

今ある仕事を精一杯、本気でやっていこうと思います。


デザイナーは自分との戦い。

「どれだけ“自分”ってものを押し殺して、相手のために仕事が出来るか。」


これが今回学んだ事です。