「住めば都」ということばがありますが、札幌はまさにそのような街です。
今ほど観光などの情報が発達しておらず、北海道がまだ辺境の地だと思われていた頃は、サラリーマンが転勤で札幌勤務を命じられたときに、雪に閉じ込められるとんでもない街に行かされると思ったそうです。
しかし、実際に住んでみるとこれほど快適な街はありません。
実際に、子育て環境No.1に何年も連続で選らばれていますしね。
ですから、「北海道に涙とともにやってきて涙とともに去っていく」ということばがあるほどです。
つまり、来るときはいやいやだったけれど、そこを去るときには別れがたいという意味ですね。
かくゆう私も、大阪を離れて札幌に住む時に恐を感じていました。
札幌に住むことを決めたのは、神様から明確に導かれ、はっきりと語られたことなので、確信があり、引越しの数ヶ月前までは意気込んでいましたが、直前に、アパートと仕事を探しに札幌に来たときは冬だったこともあり、降り続く雪を見て、かなり怖気づいてしまったのです。
それに、冬の間の数ヶ月オートバイに乗れないというのは当時の私にとってはかなりの犠牲を感じていました。
けれども、
実際に住んでみると、これほど住みやすい場所はありません。
もちろん、冬の生活は大変ですが、それ以外の季節をトータールで考えると、絶対大阪よりも住みやすく、快適です。
面白いことに、
私にとって、結婚生活というのは札幌に住むときのように感じます。
つまり、以前の私は、現在の多くの世の若者達と同じように、結婚したいとは思っていませんでした。
クリスチャンになって後、よい家族という模範に接するようになり結婚したときも、別に、子育てには興味なかったし、ましてやホームスクーリングをするなどとは夢にも思いませんでした。
今にして思うことは、結婚も、子育ても住めば都です。
世の価値観に染まっているなら、聖書に書いている夫婦や子育て、家族についての人生の指針というものは、違和感を感じるでしょうが、実際にその方法がうまくいくことを体験するならこれほどよいものはないのです。