マフィアのレプケは手下にウォルター・セイジを殺すように指示した。この計画に歌手のジョーイ・コリンズと妻のイーディが巻き込まれた。
この事件に関連してジョー・ローゼンも殺された。レプケはいったん逮捕され有罪となったが逃亡した。
イーディが殺されるに及んでコリンズは法廷でレプケに不利な証言をした。
製作年:1960,監督:Burt Balaban,Stuart Rosenberg,脚本:Irve Tunick,Mel Barr,原作:Murder, Inc.(Burton Turkus,Sid Feder)
■ はじめに
◆ 登場人物(キャスト)
ジョーイ・コリンズ(ステュアート・ホイットマン) 歌手
イーディ・コリンズ(メイ・ブリット) 妻
ウィリアム・フラハティ・トビン警部補(サイモン・オークランド)
トーマス・E・デューイ特別検察官(?)
地方検事バートン・ターカス(ヘンリー・モーガン)
ルイス・ブカルター(デイヴィッド・J・スチュワート) レプケ
エイブ・レレス(ピーター・フォーク)
バグ・ワークマン(ウォレン・フィナーティ)
エマニュエル・ワイス(ジョセフ・バーナード) メンディ
ラズロ(ヴィンセント・ガーディニア) レプケの弁護士
犯罪王アルバート・アナスタシア(ハワード・スミス)
ウォルター・セイジ(モーリー・アムステルダム) リゾートオーナー
ジョー・ローゼン(イーライ・ミンツ)
歌手(サラ・ヴォーン)
◆ 補足
本作には原作があるが、実際の事件がネタになつているらしい。
歌手のサラ・ヴォーンが出演している。
■ あらすじ
◆ ウォルター・セイジ殺害計画
ニューヨークのマフィアで「殺人会社/Murder, Inc.」のルイス・ブカルター=レプケは殺し屋のエイブ・レレスとバグ・ワークマンを呼び出した。
用件は組織のスロットマシンの金をくすねたリゾートオーナーのウォルター・セイジを殺すことである。レプケは手下のエマニュエル・ワイス=メンディを連絡役に指定した。
レレスはセイジの知り合いで歌手のジョーイ・コリンズを強引に引き込んだ。
◆ レレスは逮捕されたが釈放
レレスはコリンズのダンサーの妻イーディに「この件を誰かに話せば殺す」と脅したが、興奮したイーディはアパートからレレスを追い出した。
イーディはレプケの組織と対決しているウィリアム・フラハティ・トビン警部補に連絡した。
警部補はレレスを逮捕したがレプケの弁護士ラズロの働きかけでレレスは釈放された。
イーディを逆恨みしたレレスはコリンズの留守中にアパートに侵入し彼女をレイプした。
イーディは戻ってきたコリンズに「一緒に逃げよう」と懇願したがコリンズは応じなかった。
◆ レプケはコリンズの家に来た
レレスはセイジを殺すために動き回るが、イーディが出演していたナイトクラブでコリンズとの仲直りを頼んだ。
コリンズとイーディを盗品をため込んでいる自分のアパートに連れて行き、二人をもてなしたりする。
やがてトーマス・E・デューイ特別検察官が招集した大陪審が開かれたため、レプケはコリンズの家に逃げてきて隠れた。
◆ レプケは有罪になり逃亡した
レプケはすぐさま主導権を握って二人に圧力を加えた。
彼は恐喝金を払わなかった店主のジョー・ローゼンの証言を阻止するために、ローゼンを殺すようにメンディに指示した。ローゼンは殺された。
だがレプケのボスの犯罪王アルバート・アナスタシアは、彼の組織を守るためにレプケに出頭するように命令したので、レプケはやむなく出頭した。
アナスタシアはレプケに「2年で済む」と約束したが、30年の刑が宣告された。
レプケは逃亡した。
◆ メンディが逮捕された
デューイ特別検察官の跡を継いだ地方検事バートン・ターカスはトビン警部補に協力を要請した。
対してレプケはローゼン殺人事件の容疑から逃げるために、メンディにコリンズとイーディを殺害するように命令した。
メンディから逃亡したイーディはターカスにメンディがレプケの手下であり、レレスがボルティモアから到着することを明かした。
メンディがソーダ店の外でコリンズを待ち構えているところをターカスが逮捕した。
◆ コリンズとメンディは警察に保護された
メンディの逮捕を知ってコリンズは留置場に行って、彼に不利な証言をすると脅した。
ついにメンディは組織の状況やローゼン殺害についてターカスに白状した。
ターカスはレプケの復讐を阻止するためにコリンズとメンディをホテルに保護した。
◆ レプケは電気椅子に
イーディがコリンズを訪ねてきた。だがコリンズはイーディが巻き込まれるのを防ぐためにイーディを追い返した。
ホテルを出たイーディはレプケの手下につけられて、桟橋で絞殺された。
イーディの死を見て、コリンズは法廷でレプケに不利な証言をした。
ついにレプケは逮捕されて有罪となり電気椅子で処刑された。










