ルイス夫妻の前にボタンがついた箱を持った男が現れて「ボタンを押せば100万ドル、だが知らない誰かが死亡する」と告げた。
製作年:2009,監督:Richard Kelly,脚本:Richard Kelly,原作:Button, Button(Richard Matheson)
■ はじめに
◆ 登場人物
アーサー・ルイス(ジェームズ・マースデン)
ノーマ・ルイス(キャメロン・ディアス)
ウォルター・ルイス(サム・オズ・ストーン)
ダナ/サラ・マシューズ(ギリアン・ジェイコブス)
アーリントン・ステュワード(フランク・ランゲラ)
■ あらすじ
◆ 木箱が届けられた
1976年。アーサー・ルイスはNASAに勤務している。妻のノーマは学校教師。二人にはウォルターという息子がいる。
ある朝、玄関に小包が置かれていた。
開けてみるとボタン付きの箱。メモがあって「アーリントン・ステュワードが午後五時に訪問する」とあった。
◆ 息子のことが心配
三人は食事をしてアーサーはNASAに出勤した。心理テストに落ちたため、宇宙飛行士試験に不合格だったと伝えられた。
ノーマはウォルターがスクールバスに乗るのを見送って自分も出勤した。
ノーマは授業で「自分は右足のケガで容姿に自信がないこと」を明かした。
次にウォルターの授業料の割引が取り消されたことを知らされた。経済的な不安が起きるのではと感じた。
◆ ボタンを押してしまった
ノーマとウォルターは自宅に戻った。アーサーはまだ帰宅していない。
約束通りステュワードが訪問してきた。顔の左半分に傷がある老人である。彼は驚くべきことを告げた。
箱のボタンを押せば、100万ドルが貰える。そしてあなた方が知らない誰かが死亡する。24時間以内に決断するように。
ノーマは提案を聞いて動転した。そしてウォルターの将来のことなどが気になった。
本来はアーサーに相談して決めるべきであるが、衝動的にボタンを押してしまった。
◆ 他の人にも木箱が、
この時、他のある家で妻が撃たれる事件が発生する。
この時にアーサーが戻ってきて、事態を把握した。
アーサーはその話をなしにしようとするが、ステュワードは受け付けず、その箱を持って立ち去った。
後日アーサーはパーティの時に、出席者の一人が同じような箱を貰っていたことを確認した。
◆ いろいろなことが起きる
その後アーサーとノーマはいろいろと動き回る。
アーサーはステュワードの車のナンバーを調べ、さらにそのナンバーがNASAの職員のものであることが分かった。
ノーマは警官の父親に頼んでステュワードを調べた。だが正体不明の人物から、それを止めるように警告された。
ベビーシッターのダナの正体が不明であることが判明し、ダナは姿を消した。
ノーマはステュワードと会って、彼に惹かれる体験をした。
出席した結婚式でアーサーが誘拐される事件が起きた。
だがアーサーはNASAの倉庫で発見された。
◆ 究極の選択
二人の前に姿を現したステュワードはウォルターを盲目にして二人に選択を迫った。
1.そのまま盲目の息子と暮らす。100万ドルは受け取れない。
2.アーサーがノーマを撃ち殺す。100万ドルを貰う。ウォルターの目は元に戻る。
補足。すでに箱のボタンは押してあるので、最初の場合100万ドルを受け取れないのは論理がおかしいのだが、そのようになっている。
二人は後者を選択する。
◆ 次のゲームが続く
ここで二人と無関係の誰かがボタンを押す映像。アーサーはノーマに向けた拳銃の引き金を引いた。
我々には、この一家の事件も、他の誰かがボタンを押下した結果であり、さらに別のゲームが続いていくことが示される。







