作家のノーリスは、不治の病気で死亡したジェームスの妻エレンを取材していた。
ジェームスがグール(餓鬼)となって人々を襲撃した。また女性が襲われて血液が抜かれた。
ジェームスは不死の神サルゴスをこの世に導くための彫像を作っていた。そのためには人間の血液が必要だった。
製作年:1973,脚本:William F. Nolan,原作:Fred Mustard Stewart,監督:Dan Curtis
■ はじめに
◆ 登場人物(キャスト)
デイヴィッド・ノーリス(ロイ・シンズ) 作家
サンフォード・エヴァンス(ドン・ポーター) 編集者
エレン・スターンズ・コート(アンジー・ディキンソン)
マーシャ・スターンズ(ミシェル・キャリー) エレンの妹
ジェームス・コート(ニック・ディミトリ) エレンの夫
トム・ハートリー保安官(クロード・エイキンズ)
ジェキエル夫人(ヴォネッタ・マッギー)
チャールズ・ラングドン(ハード・ハートフィールド) ギャラリーのオーナー
サルゴス(ボブ・ショット)
■ あらすじ
◆ 作家が失踪した
作家のデイヴィッド・ノーリスは超常現象などを論破する書籍を執筆している。
ノーリスと連絡が取れなくなったので編集者のサンフォード・エヴァンスがノーリスの自宅を訪れた。
ノーリスの姿は消えていた。エヴァンスは机の上に残されていたテープを聞いた。
◆ ジェームス・コートは死亡した
ノーリスは最近、エレン・スターンズ・コートという女性のことを調査していた。
エレンの夫ジェームス・コートは不治の病であったが、ある展覧会でジェキエル夫人という謎めいた女性と出会ってから、オカルトにのめりこんだ。
ジェームスは死亡したが、ジェキエルから送られた指輪ととともに埋葬された。
◆ 血がない死体
若い女性が車の中で襲われて死亡した。検視官は彼女の遺体から血が抜かれていたことを掴んだ。
ノーリスはエレンを訪れて、ジェームスの遺体を確認した。その指には指輪があった。
エレンにチャールズ・ラングドンというギャラリーのオーナーから「コート氏の指輪を買いたい」との電話があった。
ラングドンは指輪が遺体とともに埋葬されていることを掴み、ジェームスの墓に忍び込んだ。
だが棺は空で、ラングドンはグール(餓鬼)となったジェームスに襲われた。
◆ アトリエの彫像
ノーリスはジェキエルに会ったが、コートの屋敷に近づかないように警告された。
だがノーリスとエレンは、屋敷の中にあるジェームスが使っていたアトリエに入り込んだ。数日前にはなかった大きな彫像を見つけた。
突然現れたグールが二人に襲い掛かった。二人は逃げ出した。
それを知らないエレンの妹のマーシャ・スターンズがコートの屋敷を訪れた。だが誰もいなかったので、近くのモーテルに止まった。グールに襲撃された。
◆ 不死の神サルゴス
ノーリスがさらに屋敷を調べると、いくつかのトンネルが発見された。
トンネルの中にあった彫像には人間の血液が含まれていた。
それについてジェキエルはジェームスは不死と引き換えにエジプトの神サルゴスと契約し、サルゴスがこの世に入り込める彫刻を作ったとの説明をした。
さらにジェキエルはグールとサルゴスを止めるには、グールの指輪を外さなければならないと言った。
◆ 血を撒いてアトリエを焼いた
エレンとジェキエルはトンネルの中を探して、松の箱でできた棺の中でジェームスの死体を発見した。
指輪を外そうとしたが、グールとなったジェームスがエレンに襲い掛かった。
エレンはトンネルの中を逃げ回ったが、ラングドンとマーシャの死体に出くわした。
そこにノーリスが現れてエレンを助けた。二人はアトリエに辿り着いた。
そこではグールがサルゴスを呼び出し、彫像に生命を吹き込もうとしていた。これが終わると、サルゴスが人間界に登場して誰にも防ぐことができなくなる。
血がたっぷりと入った容器があった。ジェキエルに教えられたとおり、血をグールを取り囲むように撒いた。このようにするとグールは動くことができない。
エレンとノーリスはアトリエを脱出して火を放った。
グールとサルゴスは滅び去った。