Hondo

騎兵隊員のホンドー・レインは砂漠を彷徨っていて、若い母親アンジー・ロウと息子がいる牧場に遭遇した。アンジーの夫は出かけているとのこと。
アンジーは近隣で活動しているアパッチとは友好関係にあった。ホンドーは砦に戻って、アンジーの夫と思われる人物に出会った。
だがアンジーの夫はトラブルで死亡した。それにはホンドーにも一端の責任があった。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1953、監督:John Farrow、John Ford、脚本:James Edward Grant、原作:The Gift of Cochise(1952、Louis L'Amour)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 アンジー・ロウ(ジェラルディン・ペイジ)
 ジョニー・ロウ(リー・エイカー) アンジーの息子
 エド・ロウ(レオ・ゴードン) アンジーの夫、ジョニーの父親
 ロウの仲間(フランク・マグラス)

 ホンドー・レイン(ジョン・ウェイン)
 サム(?) ホンドーが連れている犬
 バッファロー・ベイカー(ウォード・ボンド)
 マッケイ中尉(トム・アイリッシュ)
 レニー(ジェームズ・アーネス) 斥候
 ベイカー(?) 斥候

 ヴィットリオ(マイケル・ペイト) アパッチのリーダー
 シルヴァ(ロドルフォ・アコスタ) 副リーダー
 


■ あらすじ

◆ 砂漠にある牧場

1874年、ニューメキシコ州、騎兵隊の斥候のホンドー・レインは砂漠を彷徨っていた。馬を盗まれてバッグとサドルを抱えていた。

牧場を発見して近寄った。そこにはアンジー・ロウという女性と六歳のジョニーという息子がいた。

夫は狩に出かけているという。

ホンドーは軍票を出して「馬を一頭欲しい」と願い出た。

◆ ホンドーは牧場に泊った

ホンドーは買った馬に乗ろうとするが、慣らされていない馬で大暴れする。だがホンドーはうまく乗りこなした。さらに薪を割ったり、いくつかの雑用をした。

ジョニーはホンドーの作業を見て興味を持ったようである。

ホンドーは牧場の状態から、アンジーの夫は長い間いないことを察した。

夜になってホンドーは一つの部屋に寝ることになる。だがホンドーを怪しんだアンジーが拳銃を構える事態となった。だが拳銃には弾が入っていなかった。

◆ アパッチが現れた

ホンドーは牧場を発って砦に戻り、当地ではアパッチが入植者を襲撃していることを報告した。

一方、アンジーの牧場にヴィットリオが率いるアパッチの部隊が現れた。

アンジーは彼らには今までも水を供給しているので、落ち着いて応対した。

だがジョニーはアンジーを守るため副リーダーのシルヴァを撃った。弾はシルヴァの持ち物に当たっただけだったが、ヴィットリオはジョニーの勇気に感心した。

ヴィットリオはジョニーの親指から血を取って彼をアパッチの一員と認めた。

アンジーの夫すなわちジョニーの父親がいないことを問題視したヴィットリオは、夫が戻って来なければ、アンジーにアパッチの男と結婚するようにと告げた。

◆ ジョニーの父親を発見した

ホンドーは酒場でポーカーをした際にトラブルになり、喧嘩した。

後ほどその男が「エド・ロウ」と名乗っていたことを知って、彼がアンジーの夫ではないかと考えた。

ホンドーは砦を出発してアンジーの牧場に向かった。「エド・ロウ」ともう一人の男がホンドーを追跡した。

彼らをアパッチが狙っていた。ロウと相棒がアパッチに襲われ死亡した。

ホンドーはローの衣服からジョニーの写真を見つけ、彼がアンジーの本当の夫、ジョニーの父親であることを知った。

◆ ホンドーはジョニーの父親と誤解された

ホンドーはさらに牧場に向かって進んだ。だがアパッチの一団に捕らえられた。

現れたヴィットリオはホンドーが持っていたジョニーの写真を見て、ジョニーの父親であると誤解した。

だがシルヴァは、アンジーの夫の候補であるため、ホンドーとシルヴァが決闘する羽目になった。この勝負はホンドーがシルヴァの喉にナイフを突き付けてホンドーの勝ち。

ホンドーはアンジーの牧場に連れていかれた。ヴィットリオはアンジーにホンドーが夫なのかを確認した。アンジーは肯定した。

ヴィットリオはジョニーをアパッチ流に育てるようにアドヴァイスして立ち去った。

◆ アンジーは夫の死の状況を知った

ホンドーはロウから取得したジョニーの写真をアンジーに見せた。だがロウの死の状況は話さない。

滞在するウニホンドーとアンジーは接近していく。

マッケイ中尉が指揮する部隊が現れた。近隣の住民をアパッチから守るという任務である。

マッケイはロウの死の真相を知っており、それでホンドーを脅したので、ホンドーは自らアンジーに真相を話した。だがアンジーと話してジョニーには秘密にした。

◆ 無事に砦に到着

その後、マッケイ指揮下の騎兵隊とヴィットリオの部隊が衝突し、騎兵隊は全滅となりヴィットリオは戦死した。

ホンドーは近隣の住民を連れて砦に向かった。

今度はシルヴァがリーダーとなり一行を襲撃したが、無事に砦に到着した。