マリアは5000ドルの懸賞金がかかっている盗賊のシスコ・キッドとアツアツの関係である。
だがさらにキッドを退治に来たミッキー・ダン軍曹とも知り合って、いい関係となった。
ダンは「ヤツを殺せば5000ドル」とマリアを釣った。
製作年:1928、監督:Irving Cummings、Raoul Walsh、脚本:Tom Barry、原作:The Cisco Kid(O. Henry)
■ はじめに
登場人物(キャスト)
シスコ・キッド(ワーナー・バクスター)
トニア・マリア(ドロシー・バージェス)
ミッキー・ダン軍曹(エドマンド・ロウ)
■ あらすじ
◆ シスコ・キッドとトニア・マリア
アリゾナでシスコ・キッドと称する山賊が暗躍している。今回は駅馬車が狙われて、金品が強奪されている。
だが殺人は犯さないようである。
キッドには5000ドルの懸賞金がかけられている。だが捕まる気配がない。
だがキッドは町中を平気でウロウロしていたりする。
そしてトニア・マリアという女性と付き合っている。二人はいつもアツアツ状態。
◆ ミッキー・ダン軍曹
キッドの暗躍に業を煮やした軍は、ミッキー・ダン軍曹にキッドの退治を命じた。
当地に来たダンはまず散髪屋に入る。先にいた男と適当な世間話をして、外に出た。
町の人にキッドのことを聞くと、先ほど散髪屋にいた人物がキッドであるとのこと。
◆ 女性と知り合ったが、
ダンはある女性と知り合った。ずいぶんと親しく話しかけてくる。
なかなかの美人なので、当然のことながらダンは彼女に興味を持った。彼はまだ知らないが、実はマリアである。
だが、マリアはダンがキッドを成敗しようとしていることを知り、またダンはマリアがキッドの恋人であることを知った。
◆ マリアの選択
キッドはマリアにポルトガルに行こうと提案する。マリアはとりあえずイエスの返事をする。
一方、ダンはマリアにキッドを捕らえれば5000ドルが手に入り、自分は出世するという話をする。
マリアは二つの話を天秤にかける。しばらく考えてダン=5000ドルを選択する。マリアにしてみれば当然のことだな。
だがキッドは二人がデートしているところを目撃した。
◆ ダンへの手紙を書き替えた
さてマリアがキッドを陥れるためのダンへの手紙を書いてメイドに届けてもらう。内容は「キッドは今夜戻ってくる」
だがキッドはメイドを捕らえて手紙に付け加えた。「キッドは私の服を来て女装して逃げる」。手紙はダンへ届けられた。
◆ 結末は?
キッドはマリアに会いに来た。そして立ち去る。マリアは窓から手を振ってキッドを見送る。
キッドは陰から見ている。
そしてやってきたダンは引き金を引いた。倒れたのはマリア。
それを見てキッドは立ち去った。




