母親の兄チャールズが訪問してきた。シャーロットはチャールズが大好きになった。
だが刑事が二人訪問してきた。殺人犯を追っているとのこと。そういえばチャールズにも怪しいところがある。
シャーロットの周りに事件が起こり始める。
製作年:1943、監督:Alfred Hitchcock、脚本:Thornton Wilder、Sally Benson、Alma Reville:原作:Gordon McDonell
■ はじめに
登場人物(キャスト)
チャールズ・オークリー(ジョゼフ・コットン)
ジョゼフ・ニュートン(ヘンリー・トラヴァース)
エマ・ニュートン(パトリシア・コリンジ) ジョゼフの妻、チャールズの妹
シャーロット・ニュートン(テレサ・ライト) 娘
アン・ニュートン(エドナ・メイ・ウォナコット) 娘
ロジャー・ニュートン(Charles Bates) 息子
ジャック・グラハム刑事(マクドナルド・ケリー)
フレッド・サンダース刑事(ウォーレス・フォード)
ハービー・ホーキンス(ヒューム・クローニン)
駅長(Irving Bacon)
ポーター(Clarence Muse)
ルイーズ・フィンチ(Janet Shaw)
キャサリン(Estelle Jewell)
チャールズもシャーロットも「チャーリー」と呼ばれる。二人はお互いに「チャーリー」と呼び合う。
■ あらすじ
◆ チャールズ・オークリー
チャールズ・オークリーは未亡人連続殺人事件の犯人として追われていた。
追っ手を振り切ってカリフォルニア州サンタ・ローザの町まで来た。
妹のエマが結婚しているニュートン家を訪ねた。
◆ ニュートン家
ニュートン家には、エマの夫ジョゼフと三人の子供がいた。長女のシャーロット、次女のアン、長男のロジャー。
エマは兄を懐かしがった。シャーロットはチャールズに会って一目で大好きになった。二人はお互いに「チャーリー」と呼び合った。
チャールズはシャーロットにエメラルドの指輪をプレゼントした。だがその指輪の内側には、他の人のイニシャルが刻まれていた。
◆ 刑事が訪ねてきた
しばらくたって二人の男性がニュートン家を訪れた。刑事である。
一人はそれとなくチャールズの写真を撮るが、チャールズは抗議してフィルムを抜き取った。
ジャック・グラハム刑事は、シャーロットに「チャーリーがメリー・ウィドウ殺害犯かも」と訪問の意図を知らせた。
補足。「メリー・ウィドウ」は固有名詞でなく「未亡人」の意味。元はドイツの劇。
シャーロットは信じなかったが、貰った指輪にあるイニシャルに一致することに気がついた。
そのような思ってみるとチャールズの様子がおかしいような気がしてきた。
◆ チャールズの告白
ある日の夕食後、チャールズはシャーロットに金持ちの未亡人殺害の容疑者であることを明かした。
シャーロットは部屋を飛び出し、二人はカフェに行った。
チャールズは事件の容疑者だと認めたが「自分は無実なので、理解してほしい」と話した。
◆ 容疑者が逮捕されたが、
同事件の容疑者が警察に追われて、飛行機のプロペラに巻き込まれて死亡したとのニュースが流れた。
このニュースでチャールズは「容疑が晴れた」とシャーロットに話した。
だがシャーロットが階段から転落する事故が発生する。後ほど階段が分からないように壊されていたことが判明した。
◆ さらに事件が、
チャールズは先般の容疑者死亡で「容疑が晴れた。ここに落ち着きたい」と言い出した。
だがさらに恐ろしいことが起こった。
チャールズはシャーロットをガレージに誘い込んで、車のエンジンをかけ、ガレージを締め切った。そのままであれば、シャーロットは中毒死したところ。
たまたま立ち寄った友人が、シャーロットが叫ぶ声を聴いて助けてくれた。
◆ 列車での攻防
シャーロットが事件のことを忘れたころ、チャールズはサンフランシスコに旅行する。
シャーロットは見送るために列車に乗った。知らないうちに列車は動き出した。
デッキでチャールズはシャーロットを突き落とそうとした。シャーロットは必死に手すりにしがみついた。
だがチャールズは足を滑らせて列車から転落し、複線のもう一つの線路に転がり落ちた。
対向列車が来て、チャールズは轢き殺された。
◆ シャーロットは秘密を守る
チャーリーの葬儀が行われた。近隣の人々はチャールズを偲んだ。
シャーロットはチャールズの秘密を守ることにした。