First man into the space

ダンは実験機のパイロットになった。高空に上ったが、そこで何かが起こった。
次に新型機に搭乗した。だが事故を起こして墜落。ダンは行方不明となった。だが殺人事件が発生した


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1959、監督:Robert Day、脚本:Wyott Ordung、John Croydon、Charles F. Vetter


■ はじめに

登場人物(キャスト)
ベン・リチャーズ大佐(ロバート・エアーズ)
チャールズ・プレスコット中佐(マーシャル・トンプソン) チャック
ダン・プレスコット中尉(ビル・エドワーズ) チャックの弟
ティア・フランセスカ(マーラ・ランディ ) ダンの恋人
ポール・フォン・エッセン博士(カール・ジャッフェ)

ウィルソン署長(ビル・ナギー)

Y12、Y13はB29に吊り下げられて空に昇り、そこからロケットエンジンを噴射する。


■ あらすじ

◆ 実験機のパイロット

チャールズ・プレスコット中佐と弟のダン・プレスコット中尉は海軍のパイロット。

ダンが実験機Y12のパイロットとなることに決まった。チャールズは心配していたが、上司のベン・リチャーズ大佐が決定した。

だがダンはY12に搭乗した後、報告書を提出せずに、恋人のティア・フランセスカに会いに行ったので顰蹙を買った。

そのような行為をしたのは、実は飛行中に何かが発生していたのだが、それが何ものなのかはダン自身は認識できなかったので、無視したという事情がある。

リチャーズはポール・フォン・エッセン医師と話し合って、ダンは任務を続けることになった。

◆ 新型機で実験したが事故

再度、実験をする。今度は新しく作られたY13。高度60万フィート(182880メートル)まで上昇して、水平飛行に移行する計画。

だがダンは指令と計画を無視して緊急ブースターを作動させて、さらに上昇した。132万フィートに達した。

ダンは記録を更新したことに満足し下降しようとした。

ここでY13はコントロールを失い落下を始めた。ダンは脱出した。

◆ 残骸

ニューメキシコで農夫がパラシュートを発見し届け出た。だがダンは発見されず、機体だけが発見された。

ティアは泣き崩れた。

機体は何かの物質に包まれていた。物質はX線を透過させなかった。

◆ 殺人事件が続いた

その夜、ニューメキシコ州立血液銀行に何者かか侵入し、当直の看護師が殺害された。大きく報道された。

さらに墜落現場近くの農場で牛が殺害された。看護師と同様の傷跡が見られた。

また両方の現場で光沢のある板状の物体が見つかった。

現場で発見された物体でスポンジを軽くなでると、スポンジは鋭く切り裂かれた。牛や看護師にあった傷と同様である。

物体はエッセン博士に送られた。

博士の結論は、当該物質はY13が破壊された結果の物質ではないという、あまり頼りにならないものであった。

さらに3件の殺人事件が発生した。

◆ 怪物が侵入した

実験機の基地。怪物がヨタヨタしながら建物に近づいた。ヨタヨタしながらも大きな力を持っている。壁をぶち壊して入って来た。

怪物を追いかけたチャールズは怪物が呼吸困難になっていることに気がついた。

チャールズは高所試験室を開けるように依頼した。宇宙での作業の訓練をするために部屋である。

怪物は試験室に入っていった。チャールズも入っていく。

◆ チャールズは怪物を助けた

チャールズは試験室を高所の状態にするように指示した。自分はマスクをかぶって、その状態に耐えられるようにする。

試験室が38,000フィートの状態となった。

怪物の手が変形しているので、うまくスイッチなどを操作できない。チャールズが助けた。

◆ 怪物はダンであった

怪物はチャールズに話しかけた。やはりダンである。

ダンは「宇宙へ行った最初の人間にならなけばならなかった」と喋る。怪物とはなってしまったが、満足しているようである。そしてガラスの外から見ているティアに手を振った。

ダンは仰向けになり死んでいった。