■ Son of Sinbad
タタール軍がバクダッドの宮殿に迫った。宮殿にいた学者は娘クリスティーナの潜在意識から火炎弾の製法を取り出して火炎弾を製造した。それでタタール軍を撃退した。
しかしクリスティーナはタタール軍に誘拐された。また火炎弾を製造するための薬品箱が女盗賊たちに奪われた。
シンバットはクリスティーナを助け出し、女盗賊団の本拠地へ向かった。タタール軍も本拠地に迫ってくる。


製作年:1955、監督:Ted Tetzlaff、脚本:Jack Pollexfen、Aubrey Wisberg


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 シンバット(デイル・ロバートソン)
 オマール・カイヤム(ヴィンセント・プライス) シンバットの友達、詩人
 カリフ(レオン・アスキン)
 ネリッサ(リリ・セイント・シア) 王妃
 アミール(サリー・フォレスト) ネリッサの侍女、実は盗賊団
 サイモン・アリステイデス(レイモンド・グリーンリーフ) 学者
 クリスティーナ(マリー・ブランチャード) サイモンの娘
 ムラド(?) 蒙古軍の使者
 ジダー(?) 蒙古軍のスパイ

こんな映画に、こっそりとサリー・フォレストとマリ・ブランチャードが出演しているのはスゴイな。
 


■ あらすじ

◆ シンバットは捕らえられた

古代のバクダッド。オマールはシンバットとはぐれ、彼を探して歩いた。

カリフの宮殿に入り込んでシンバッドを見つけた。しかし二人は捕らえられた。

ネリッサは彼らに対する慈悲を願い出たが、二人は死刑を宣告されて、牢に入れられた。

二人とは別にギリシアの学者サイモン・アリステイデスと彼の娘クリスティーナも捕らえられた。

◆ タタール軍の襲撃

さてバクダッドにタタール軍が迫ってきている。タタールの使者のムラドが現れて「降伏しなければ攻め落とす」と脅した。

ここでアリステイデスは「自分たちとシンバットたち四人を助けてくれれば、秘宝の火炎弾で撃退する」と申し出た。

アリステイデスとクリスティーナは解放されたが、しかしシンバットたちは、続けて牢に入れられた。

◆ タタール軍を撃退した

さて火炎弾の製法はクリスティーナの潜在記憶に入れられており、それを知るにはクリスティーナに催眠をかける必要がある。

催眠にかけられたクリスティーナの口から出てくる通りにアリステイデスは薬品箱から取り出した薬品を調合する。多数の火炎弾が作成された。

火炎弾を使ってめでたくタタール軍を撃退することができた。

この結果を見て、シンバットたちも解放された。

◆ クリスティーナが誘拐された

宮廷にタタールのスパイとして入り込んでいたジダーは、父娘のことをムラドに連絡した。

ムラド一味は宮殿に侵入しアリステイデスを殺害し、クリスティーナを誘拐し、火炎弾製造のための薬品箱も持ち出して砂漠に逃げた。

◆ シンバットはクリスティーナを追いかけた

シンバットとオマールは彼らを追いかけた。

アミールは実は女盗賊団の一人である。アミールは伝書鳩を飛ばして、事件の顛末を女盗賊団に知らせた。

シンバットはタタール軍のテントに忍び込んでクリスティーナを救い出した。

また女盗賊団もタタール軍のテントに忍び込んで薬品箱を持ち去った。

つまり火炎弾の製造に必要な二要素が離れ離れになってしまった。

◆ 再度タタール軍を撃退した

シンバットは薬品箱を取り戻そうと女盗賊団の本拠地に向かった。険しい岩山の上である。

しかし意外ではあったが、シンバットとオマールは大歓迎された。

女盗賊団の本拠地にタタールの大軍が迫ってきた。

シンバットはクリスティーナを催眠に誘導する。クリスティーナの口からは火炎弾の製法が流れる。彼女の言うとおりに火炎弾が次々と製造されていく。

女盗賊団は迫ってくるタタール軍に対して岩の上から火炎弾で攻撃する。タタール軍は大敗した。

◆ ラスト

バグダッドに戻りシンバッドとアミールは結ばれ、またオマールとクリスティーナは結ばれた。