The Circus Queen Murder

ニューヨーク市警のコルトと秘書のケリーは旅行に行ってサーカス団と一緒に過ごした。
空中ブランコのメンバー間には問題があった。ジョシーは夫のフランドリンとはうまく行っておらず、離婚してセバスチャンと一緒になろうと思っていた。
いくつかの事件が発生した後、空中ブランコの演技が始まった。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1933、監督:Roy William Neill、脚本:Jo Swerling、原作:Fulton Oursler、Anthony Abbot


■ はじめに

◆ 登場人物(キャスト)

サッチャー・コルト(アドルフ・マンジュー) ニューヨーク市警
Missケリー(ルテルマ・スティーヴンス) 秘書

ジョン・T.・レイニー(ジョージ・ローゼナー) 団長
ジョシー・ラ・トゥール(グレタ・ニッセン) 空中ブランコ
フランドリン・ラ・トゥール(ドワイト・フライ) ジョシーの夫、空中ブランコ
グレイト・セバスチャン(ドナルド・クック) 空中ブランコ、ジョシーの浮気相手
ジム・ドーガン(ハリー・ホルマン) 広報担当、コルトの知人
 


■ あらすじ

◆ ギリアドに

ニューヨーク市警のサッチャー・コルトは休暇を取って旅行することにした。秘書のケリーも一緒である。行き先は壁の地図にナイフを投げて決定した。ギリアド。

列車の中で、道路を列車と同方向に走っているサーカスの一団を見た。サーカス団の目的地も一緒のようである。

ギリアドに到着した。

◆ 空中ブランコ

偶然にもサーカス団の広報担当のジム・ドーガンはコルトの知り合いであった。その関係でサーカス団と一緒に過ごすことになる。

サーカス団は到着して、荷物を解いてテントを張ったりした。また市内を行進して市民の歓迎を受けた。

ところで空中ブランコのメンバー間には複雑な関係があった。ジョシーは夫のフランドリンとはうまく行っておらず、離婚してセバスチャン一緒になろうと思っていた。

◆ 脅迫状

パレードの時、ジョシーが乗った馬が突然の音に驚いて走り出す事件があった。幸いジョシーにケガはなかった。

ドーガンと一緒に団長レイニーを訪れたコルトに、レイニーは「誰かがショーを壊そうとしている」と言った。

また出演者に対して「明日の13日金曜日のショーには出演しないように」との警告が行われている。

◆ いろいろ事件が発生する

コルトはこれらはドーガンが仕組んだものと考えた。しかしケリーはジョシーの馬の事件の音は、フランドリンが風船を割ったものであることを掴んだ。

またケリー(とコルト)は、人の唇を読んで解釈することができる。ケリーはフランドリンがジョシーに「この裏切り者め、二人とも殺してやる」と喋ったのを掴んだ。

コルトはフランドリンの馬車に行った。彼はおらず馬車の窓ガラスには弾痕があった。またベッドには血が付着していた。

ジョシーの馬車では愛犬が首を切られて死んでいた。また胸に針が突き刺さった女性の人形が投げ入れられた。

ケリーが例の血を調べて、血が人間のものでないことが分かった。

コルトはレイニーに公演を中止するようにアドヴァイスしたが、レイニーもジョシーも続行を主張した。

◆ ブランコのロープが切れた

さていよいよ空中ブランコの演技が行われる。

我々にはフランドリンがテントの屋根に上って、その穴から下を見ているのが分かる。

まずセバスチャンの演技。ロープを上って高いところにある空中ブランコに来る。ブランコの演技をする。素晴らしい演技に観客は大拍手。

しかしブランコの二本のロープの一本が切れそうである。フランドリンの仕業。ブランコを揺するに連れて、少しずつ破損していく。

そしてロープが切れた。しかしセバスチャンはバランスを取ってうまく着地した。観客はショーの一環であると思って大拍手。

◆ ジェシーが死んだ

次はジェシーの演技。同じようにブランコに上って演技を始めた。こちらも素晴らしい演技である。

フランドリンはジェシーに向かって吹き矢を放った。それには毒が仕掛けられている。

矢はジェシーの背中に当たった。ジェシーは傷つきながらも演技を続けた。今度は観客は演技ではないことが分かり、騒ぎ始める。

ジェシーは転落して死亡した。

◆ セバスチャンが撃たれた

コルトはある馬車に行った。するとケリーがフランドリンに監禁されていた。

フランドリンはコルトにセバスチャンがどうしているかを確認するように命令した。

コルトはジェシーの死体が置かれているテントに行った。

セバスチャンがテントから出てきた。それを見たフランドリンはセバスチャンを撃って立ち去った。

しかしそのセバスチャンはコルトが変装した姿で、さらに防弾チョッキを着ていた。セバスチャン=コルトは立ち上がった。

◆ フランドリンは自殺した

ついにフランドリンの演技である。注、フランドリンはセバスチャンが死んだものと思っている。

一通りの空中ブランコの演技を披露する。

そして高い台の上に立った。拳銃を取り出して自らを撃った。フランドリンの体は転落した。