■ チベット子供村 ■

 


 

本作は「ヒマラヤを越える子供たち」のDVDに付属していたもの。

上記作品は2000年に製作されたドキュメンタリーで、インドに設立されているチベットの子供たちの学校「チベット子供村」に入学するために、ヒマラヤを越えてインドに亡命してくる子供たちを描いたもの。

チベットでは、チベットの言葉、歴史、文化の教育は行われず、むしろチベットを否定する教育が行われている。なので「もう二度と子供に会えないかもしれない」との思いがあっても、子供をインドに送り出す。

本作は、この「チベット子供村」の様子を紹介したもの。「チベット子供村」は1960年にダライ・ラマの一番上の姉によって設立された。しかし財政は厳しいようである。

「ヒマラヤを越える子供たち」によれば「チベット子供村」はダラムサラを初めとしてインドに11個所設立されており、12000人の子供が学んでいる。注、本作によれば14000人。

大半の子供たちには家族がいないので、支援者やいろいろな年齢の子供たちと交わるように運営されているようである。「ヒマラヤを越える子供たち」では、親から離れて支援者とともに亡命する子供たちが描かれている。その他に親に連れられて子供村に来て、親はチベットに帰るパターンもあるようである。


■ 3月10日 ■

1948年に中国はチベットに侵攻した。注、チベット中央部には1950年。それ以来チベットは中国による過酷な支配のもとにある。

1959年3月10日、反中国・反共産主義の民衆暴動が勃発した。「チベット民族蜂起記念日」と言われている。

この事件をきっかけにダライ・ラマ14世はヒマラヤを超えてインドに脱出した。

以降、3月10日には、中国に対する抗議がチベットのみならず、外国でも行われている。

チベットの人々に幸運が訪れることを望む。

またウイグルでは、100万人とも言われる人々が収容所に入れられている。ウイグルの人々に幸運が訪れることを望む。

注、「中国」と書いたが、これは中国国民のことではなく、中国政府あるいは中国共産党のこと。