■ Four Wedings and a feneral(1994)
チャールズとキャリーは、他の人の結婚式で出会い、惹かれた。
キャリーは他の人と結婚し、チャールズも結婚することになった。
チャールズは、その後キャリーが離婚したことを知って、また迷ってしまう。


製作:1994s年、脚本:リチャード・カーティス、監督:マイク・ニューウェル   予告編   予告編   フル動画


■ はじめに

本作は、ヒュー・グラントとアンディ・マクダウェルが主演。この二人の組合せであれば、ストーリーは分からないものの、どのような映画であるかは、だいたい想像がつく。そして想像どおりなのが笑える。

本作の舞台はイギリス。チャールズ(ヒュー・グラント)とキャリー(アンディ・マクダウェル)が四つの結婚式と一つの葬式を通して出会う。ただし葬式の場面では、新たな展開はない。チャールズはイギリス人、キャリーはアメリカ人。
 


■ あらすじ

◆ 結婚式、一つ目

チャールズは花婿の付添人であったが、あやうく遅刻しそうになった。彼にはありがちなことである。式場でキャリーに会う。双方、お互いにピンとくる。キャリーは「ポートマンに泊まっている」と教える。チャーリーは、キャリーを訪ねる。

二人は一夜を共にする。翌朝キャリーは「婚約発表はいつにする?」とストレートに聞くが、チャーリーは答えられないので、キャリーは立ち去る。


◆ 結婚式、二つ目

今回も遅刻しそうになるのは、お決まりである。

そしてまたキャリーに会う。しかしキャリーにはヘイミッシュ(コリン・レッドグレイヴ)という婚約者がいた。

しかし式の後、なんと二人は再びベッドで一緒になる。キャリー曰く「大丈夫よ、あなたは、それほど魅力はないから」という。前回の言動とはずいぶんと違っている。キャリーにとってチャーリーは32人目だそうである。

そして翌日、キャリーのウェディングドレスを一緒に選ぶ。

遅ればせながら、チャーリーはキャリーに告白するが、当然手遅れである。このようなところがチャーリーらしいところであり、ヒュー・グラントらしいところである。


◆ 結婚式、三つ目

今度はキャリーの結婚式。結婚式の場で、ギャレス(サイモン・キャロウ)が倒れて死亡した。後日葬式が行われる。


◆ 結婚式、四つ目

そして今度は、チャーリーの結婚式。相手はヘンリエッタ(アンナ・チャンセラー)。

式にはキャリーが現れるが、幸せではなさそうである。そしてキャリーは離婚したそうである。

ここがチャーリーらしいところであるが、なんと式の直前、みんなが揃っているところで、迷ってしまう。もう迷ってはいけないはずである。

 


■ 蛇足

チャーリーの身近にフィオナ(クリスティン・スコット・トーマス)という女性がいる。途中でチャーリーに、ずっと好きであったと告白する場面がある。そして「このような人生も一つの人生」と諦めの境地である。最後の結婚式でチャーリーが、またまた迷っている時に「彼女(ヘンリエッタ)は嫌いだけど、あなた仕打ちは残酷」と指摘する。

最初の結婚式の後、キャリーと寝た後、チャーリーは婚約を迫ったキャリーに「グレン・クローズかと思った」と言う。これはおそらく「危険な情事」のこと。アレックス・フォレスト役。この映画は、弁護士のダン(マイケル・ダグラス)が遊びのつもりで寝たアレックスが本気になり、ダンをストーカーするというもの。アレックスの狂気がスゴイ。当然これは映画の役であって、私が知っている範囲ではグレン・クローズは、「ナチョラル」で控えめだが信念を伴った愛情を表現している。

アンディ・マクダウェル。「ルビーカイロ」夫が死亡したとの連絡が入り、現地に行く。その後夫の足跡を辿っていくが、夫は実は生きているらしい。「ラスト・チャンスをあなたに」リンダ(アンディ・マクダウエル)はシェフを目指している。恋人のゲリー(アンディ・ガルシア)は、ダメ男のダフ屋。「ディナー・ウィズ・フレンズ」デニス・クエイドと共演。友人夫婦の離婚。