■ 過労死にならないためにどうすればよいか?-電通過労死事件

・前稿も参照していただきたい。
  ・電通・過労死事件 - 感想・対策

・電通だけではなく、他社でも過労死事件が報道されている。また過労死に対して、いろいろな意見・対策が表明されている。

・再度、本件について、一言述べてみたい。同じような内容を書くことには、批判もあるだろうが、「私が書いた文章によって、一人でも、助かる人があれば」という気持ちで書いてる。なので、また今後も、書くことがあるかもしれない。ご了解いただきたい。引用、転載は自由。

・私の前提は、以下のとおりである。

1.「過労死」と呼ばれているものは、労働時間は主要因ではない。労働時間は触媒要因である。


2.いろいろ要因はあるが、主要因は多くの場合、上司の問題(パワハラなど)である。「これだけではない」という意見もあるだろう。厳密に言えば、その通りだが、要因としては非常に大きいと思う。電通事件でも指摘されている。


3.役所や法律、裁判などは役に立たない。
  1.これらは、はっきりと証明できる数値で判断する(ことが多い)。それ以外のものは、証明することが難しい。
  2.「制度を整備すべき」は正論だが、それまでに時間がかかる。それまでは、犠牲者が出続けてしまう。
  3.これらは「事件」が発生しなければ動かない。「事件」にまで至らない膨大な事案がある。また大企業で発生すれば、大きく報道されるが、中小企業で発生したものは、事件にもならない。


4.なので、当事者自身が、なんとかする必要がある。「苦しんでいる当事者がなんとかできるのか?」という批判は承知している。しかし現状は、これしかないと考える。


・以下は前稿と同内容

□ アドバイス

・私もきつい仕事で苦しんだことはあるが、自殺しようと思ったことはない。なので「空想の産物」ではあるが、もし誰かの役に立つのであれば、非常に嬉しい。

・反会社的、反社会的なことを言っているかもしれないが、緊急事態に対処するためなので、ご了解いただきたい。

・苦しい立場にある人を想定しているので要約して記述する。


◇ アドバイス-1 - 仕事に熱意はあるか?

・その仕事が好きで、就職したのか?その会社に入ったのか?

・まったく好きではなく、他に道がなくて入ったのならば、会社を辞めることを推奨する。

・上司が冷淡だったりダメだったりしても、それはあなたには関係がないこと。自分は自分の仕事を一生懸命にやるだけ。

・上司や会社に対して不満を言うのは、自分が仕事に対して一生懸命ではないから。

・上司がアホと思うならば、堂々とクレームをつける。それが仕事を一生懸命にやるということ。


◇ アドバイス-2 - 仕事が達成できなくても大したことではない。

・仕事には期限があるが、期限が達成できなくても本当にアウトになる仕事はまれ。

・せいぜいのところ、会社が一つの顧客を失うとか、そのレベルのこと。大したことではない。

・自分が仕事を一生懸命に遂行したのであれば、成功・不成功、達成・未達成は気にする必要はない。。


◇ アドバイス-3 - 会社を辞めるのも選択肢。

・会社を辞めて食うに困ることはまれ。同業なり他業の会社に転職すればよい。困ったときは、その時と考える。

・辞表は二週間前に提出すれば法律的に有効。クレームがついても強行突破すればよい。法律的には保証されている。

・「いつでも会社を辞めることができる」と頭に入れておくのは、精神的に余裕が生まれる。

== 前稿から引用終了 ==

2016/14/24


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