■ 本当に蓮舫で行くのか?

・9/15、民主党、いや民進党の代表に(謝あるいは村田)蓮舫が選出された。

・アゴラ(http://agora-web.jp/)で蓮舫の二重国籍疑惑が指摘され、大騒ぎとなった。

・にも拘わらず、代表選では、蓮舫が圧勝した。大手メディアは、一般党員の投票締め切りである9/13までは、この問題をほとんどまったく報道せず、9/14になって一斉に報道するという、かなり怪しい動きをした。

・この問題に対して、共産党の小池晃書記局長は、「父親が外国籍との理由で排除するのは極めて差別的だ」と発言。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160912-00000547-san-pol

・しかし、この問題は、そのようなことではない。おそらく彼は、蓮舫を擁護するために、意図的に論点を逸らそうとしたものと思われる。

・私個人は、日本と日本人のために奮闘するならば、外国人であろうが二重国籍であろうが構わないと思うが、彼女はそうではない。

・世間は、小池(小池百合子さんではない)が言うように、父親が台湾人であるから彼女を批判しているということは、まったくない。

・蛇足。ここで「××は○○に帰れ」などいう輩が現れたりすると、小池の罠にはまってしまうことになる。桜井某が都知事選で11万票も獲得したのは危険の兆候。注意されたい。

・彼女が批判されるべきは、二重国籍である(あった)ことよりも、二重国籍であることを隠して、支離滅裂・相互矛盾する言い訳を並べて、最後に二重国籍を認めるというような、いい加減な行動・言動をしたことである。このような態度は、政党の代表としてというより、それ以前にアウトである。

・想像ではあるが、彼女がこのような支離滅裂に陥ったのは、明らかにしたくないことがあったためだろう。それは、それは指摘されているように、親中国ないしは親台湾の性向を隠したかったためと思う。むしろ親中国の指摘が出されている。

・台湾も二重国籍を認めておらず、台湾の国籍を離脱するためには、日本国籍離脱の証明が必要とのこと。また具体的に台湾の国籍離脱手続きのためには、有効な(切れていない)台湾の旅券が必要とのこと。

・彼女は、まだ台湾の国籍が残っていたことを認めたわけであるが、上記から論理的に考えると、いったん日本国籍を離脱しないと、台湾国籍離脱はできないことになる。この手続きのために、日本国籍を離脱したとたんに、国会議員の資格を喪失することになる(はず)。

・今回、民進党の代表選挙の焦点は、「人気のある代表を選んで次の選挙に勝利したい」ということであった。その点では、二重国籍問題が発生する前は、まことに最適な代表候補ではあったが、今となっては、どうだろうか?今回のような支離滅裂な言動をした人物が代表を務める政党に国民は投票したいと思うだろうか?

・代表選の時点では、まだ問題は十分に展開しておらず、今後また問題が広がっていく可能性がある。

・ここでもう一つ蛇足。実は7月の参議院選挙では、実は民主党は勝利している。与党、野党、メディア、国民とも、民主党は負けたとの評価であるが、それは前々回の参議院選挙と比較するから。前回と比較すると、民主党は、大きく勝利している。
  ・注、公明党が二連勝しているのも注目..

・上記の「参議院選挙-感想」で蓮舫の危険性を指摘しておいたところだが、おそらく、この危険性は排除されたと考える。

・9/18放送の「そこまで言って委員会NP」に民進党議員8名が出演。「蓮舫議員の二重国籍問題は問題あるかないか」の質問に対して、「問題あり」との回答が6名。元総務相の原口一博は国籍法14条違反と指摘。注、ならば代表選挙でなぜ圧勝なのか?


・通俗な言葉を使えば「終わりの始まり」である。今後の民進党の行方が楽しみ、あ、いや心配である。

2016/09/20

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