■ 残念ながら、南シナ海は侵略されてしまった
ご存知のように、南シナ海で中国政府が占拠中の10個所近くで、大規模な埋め立て工事が行われている。そして軍事基地が建設されている。
フィリピンやベトナムの抗議を無視して強行している。中国政府はASEANとの行動宣言に調印したはずである。それを無視して強行している。
また最近になって、アメリカの軍や議会などが懸念の声を上げている。
しかし残念ながら、情勢は覆すことができないだろう。南シナ海のかなりの部分は中国政府の占領されてしまった。侵略されてしまった。
私は、私の上記の判断が間違っていることを強く望むが、おそらく正しいだろう。
翻ってみれば、昨年の初めから、情勢は急展開している。石油掘削リグの設置、ベトナム漁船やフィリピン船への攻撃などなど。そしてそれから埋め立て工事の強行。
昨年の早い段階で対応していれば、まだよかったかもしれないが、残念ながらフィリピンとベトナムには、中国政府に対抗する力がない。かといって、その時点でアメリカが介入できたとか言えば、そうではないだろう。
単に南シナ海のフィリピン、ベトナム、アメリカなどの軍事力を棒グラフにして、中国政府のものと比較すれば、まだかなりの差はあるだろうが、政治的にはもう覆すことはできないだろう。
フィリピン、ベトナムやアメリカ、その他の国の共闘体制ができる前に、決着をつけてしまおうとの判断だったのだろう。悪者は、悪者なりに一生懸命考えた。行動した。そして勝った。残念である。
2015/04/10
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