■ DBアクセスプログラムのテストはなぜ大変か
コーディングしたプログラムは当然ながらテスト・デバッグする必要がある。メモリ上のロジックを扱うクラスに比較してデータベースアクセスをするプログラムのテストは、いろいろと大変である。
・テストデータを用意する必要がある。多くの場合は複数のいろいろなテーブルを扱うので、テスト条件を満足するテストデータを事前に投入する必要がある。テストデータを投入するSQLを作成したりするが、人力では不可能なような複雑なデータもよくある。このような場合は上流のプログラムが作成したデータを使ったりするが、こちらも開発途中なので、まだできていなかったり、信頼性がなかったりする。
・結果の検証も、多くの場合、テーブルの内容を見る必要がある。複数のテーブルをみて、実行結果が正しいかどうかを見なければならない。これが面倒だし、また非常に複雑な場合がある。確認用のSQLを用意したりするのだが、これにまたバグが入り込んでいる可能性がある。
・テストが一度で終了すればよいが、バグが見つかればプログラムを修正してもう一度テストする。対象のテーブルの内容が変化しているので、再テストすると条件が変化する。なので、テスト後は次回のテストのために、元の状態に戻す必要がある。たまに元に戻したつもりが戻っていなくて、また判断ミスを誘発したりもする。
・また他人とデータベース環境を共用していたりして、混乱する場合もある。
・テストデータ投入用のSQL、確認用のSQL、元に戻すためのSQLを面倒がらずに作成しておくこと。
-----------------------------------------------------
・目次 - データベース
http://blogs.yahoo.co.jp/artery2020/40597428.html
・目次 - Java入門
http://blogs.yahoo.co.jp/artery2020/39975776.html
・目次 - ビジネスパーソンの常識と非常識
http://blogs.yahoo.co.jp/artery2020/39728331.html
・目次 - 論理・発想・思考についての考察と鍛え方
http://blogs.yahoo.co.jp/artery2020/39657784.html
・目次 - 単なる雑談
http://blogs.yahoo.co.jp/artery2020/40599964.html
-----------------------------------------------------