TOC(制約理論)の用語。一つの製品の生産ラインを眺めてみると、効率の良い工程や良くない工程が存在する。これをTOCではボトルネック工程と言う。

ボトルネック工程の生産効率が全体の生産効率を規定する(←だからボトルネックという)。すなわちボトルネック工程以外の工程がいかに生産効率が良かったとしても、全体の生産効率はボトルネック工程の効率を上回ることはできない。

TOCは、この考えに立ってボトルネック工程を中心としたスケジューリングを行なう。

注、一つの生産プロセスで言うボトルネック工程と、工場全体でのボトルネック工程は異なる。特に後者の意味のボトルネック工程は、稼動状況によって異なってくるので注意が必要。前者の意味でのボトルネック工程の説明は、理解しやすくするために持ち出しているのであって、実際のスケジューリングは後者の意味でのボトルネック工程(CCRと言う)にもとづいて行われなければならない。