■ 営業パーソンのモラル
モラルとは「やる気」である。モラルを図るのはプロセスデータや部下の行動を総合的に判断して行う.そもそもこのようなものを厳密に図ることは困難であるが、訪問予定をきちんとこなしているか、決まったことをきちんと実行しているかなどを観察することによって分かる。
この際注意してほしいのは、自分なりの客観的なデータを取得する方法を確立して、それに従って判断していただきたい。感覚的にに行っていると、部下によって変わったり、自分の気分で変わったりする。
これによってかなりのことはつかめる。もしモラルダウンが見られるようであれば、注意深く観察し、対話の機会を多くする。
部下のモラルを阻害するものに不平や不満がある。その対象は、会社、上司、同僚だったりするが、会社に対するものは、上司といえども対応が難しい。真剣に聞いて、もし誤解があれば、その誤解を解くことが必要である。
また不平・不満というものは、ストレートに表現されることはなく、掴みにくい。ここでも日常のコミュニケーションや上司の人格が問題となる。
また営業の組織・体制に関するものであれば、組織の構成や業務の手順などに問題がないか検討する。