GWも半分くらい終わってしまいましたが・・・
昨日、ダスティン・ホフマン監督の、
「カルテット~人生のオペラハウス」を見てまいりました。
※Yahoo映画のあらすじの引用・・・
第一線を退いた音楽家たちが生活している「ビーチャム・ハウス」では、経営難のホーム存続を懸けてコンサートの準備に追われていた。そこで余生を過ごすレジー(トム・コートネイ)、シシー(ポーリーン・コリンズ)、ウィルフ(ビリー・コノリー)たちのもとに、かつてのカルテット仲間だったものの確執を残して去っていったプリマドンナのジーン(マギー・スミス)が入居する。コンサートを控えたメンバーは、疎遠だった彼女との再会に当惑するが……。
映画がストーリー、構成的に、よかったかどうか・・・というと、
実は疑問も残りますが(^_^;)、
今後自分の身にも降りかかってくる「老後」や、
「音楽との関わり方」・・・
などを考えてみる材料になりそうな映画だったと思います。
音楽をやっていると(音楽に限らず・・・だと思いますが)、
やっぱり「老い」というものと、どこかで向き合わないといけないと思います。
体力が無くなってくるだろうし、耳もよくなくなってくるし・・・
物忘れなんかも激しくなるでしょうし;;;(映画の中でも描かれていましたよね)
そうしたときに、やっぱり音楽が「楽しめるもの」であってほしいなと。
自分を豊かに、幸せにしてくれるものであってほしいなと。
そんな風に思った次第です。
ここに描かれているような「プロ」の方だと、
なかなかそういう自分を受け入れていくのは難しいのかなと思いましたが。
◆
また、途中でメインキャストである、”リジー”(すごくいかっこいいおじいちゃまなのです!)がオペラの講習会の中で、
オペラは、ラップやヒップホップと同じで、
庶民が楽しむためのものだったのに、
どんどん敷居の高いものになってしまった・・・と言う話をしていたのが印象に残ります。
映画「アマデウス」を見ていても、
シカネーダーたちが作っている「魔笛」の原型は、
大衆演劇以上のものではないし、
ちょっと下品で(^_^;)、俗っぽいものとして描かれていたと思います。
いつからでしょうねえ・・・オペラがものすごく高尚なものとなってしまったのは;;;(^_^;)
もっと安く見せてほしいなあ・・・
・・・な~んて、行きつく先はそこなんですが・・・笑。
◆
この映画のすごいところは、
本当の一線を退いた演奏家の方々を出演者として使っているところ・・・
私は昔のプレイヤーや歌手の皆さんのお名前は存じ上げないんですが、
凄いなあと思いました。
イギリスの映画なので、イギリスのオケやオペラハウスに出ていた方を中心に、
出演してもらっているようなのですが・・・
贅沢ですよね・・・
◆
メインキャストの”シシー”に、少しアルツハイマー?が入ってきてしまって、
記憶や理解力が切れてしまったりするシーンがあったのですが、
ちょっと哀しくなると同時に、
周りの人たちの優しさ、温かさ、支えていく心の余裕・・・のようなものも感じ、
うるっときてしまいました。
全体的に温かい映画です。
素敵な音楽も全面にずっと流れているし・・・
いろいろ突っ込みどころもあったりしますが(^_^;)、
優しい気持ちになれる一編だと思います。
音楽が好きな方、この映画にリアリティよりも優しさや温かさを求めている方にはお薦めかも・・・ね。


















