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MOONAGE

毎日の出来事、思うこと、本や映画・音楽の感想など、徒然なるままに・・・

かねてから娘と楽しみにしていた三谷幸喜監督の「清須会議」。

映画の前に、みなとみらいをちょっと散策・・・



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桜木町から、買い物のためにランドマークへ向かう途中・・・

日本丸が半分帆を開いているのに気が付いて、

写真!!!!

帆船はやはり美しい!!!!

風が強かったせいか、全部張られていなかったのが残念でしたが・・・


ランドマークから、109シネマズまで散策。



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木々も少しずつ色づいてきていました。

この通りは、プラタナス?とてもきれいな並木です。

同じ木なのに、さまざまな色で・・・

まだ緑のもの、赤、黄、茶色・・・行く人の目を楽しませてくれました。



さて、映画の話。


以下記述にネタバレがありますので、これから見る方は、ご遠慮くださいね(^_^;)。


「清須会議」・・・大河ドラマなどでやったら本当に十数分で終わってしまうような場面を、

2時間もの映画に仕立ててしまうところは、三谷さんの凝り性でしょうね(^_^;)。


まず、ここのところの三谷作品(「マジックアワー」「有頂天ホテル」など)と同等のコメディを見るつもりで行くと、ガッカリするかもしれません。

コメディ部分もありますが、ガッチリ歴史もの・・・です。

歴史的背景を知らないで見ると、ちょっとわかりづらいでしょう。

ある程度の人間関係、戦国の勢力図がわかることが前提で作られています。


作風も原点回帰なのか、台詞と演技で魅せる・・・

映画でなくても、舞台でも行けるような内容だと思いました。

豪華俳優陣を使っている割には、内容はエンタテイメント・・・ではないですね。

閉じられた空間で演じられる、家老たちの駆け引きがメインです。

息が詰まるような場面もあります。


本能寺の変で主信長を失った織田家の、家督を誰に継がせるか・・・

それを決めるための、家老職の大名の評定・・・

これが「清須会議」です。


ここで、誰を信長の後釜に推すか・・・

さまざまな意見、謀、策が出てきます。

ここに出てくるメイン4人の武将のキャラクターが立っていて本当に面白い!!


大泉洋・・・羽柴秀吉

役所広司・・・柴田勝家

小日向文世・・・丹羽長秀

佐藤浩市・・・池田恒興


秀吉の、人をどんどん自分のペースに乗せてゆく天才的な策士ぶり、

勝家の、愚直で、まったくセンスのない熱い(臭い;;)男ぶり、

長秀の、冷静沈着、物事を俯瞰で見ている頭の良さ、

恒興の、コロコロ態度の変わる優柔不断ぶり・・・


それぞれの俳優さんの演技で、このキャラクターが本当に際立っていました。

特に大泉洋は、秀吉にバッチリはまっていたと思います。

巧いなと・・・。


また、脇役でさえも本当に豪華な俳優陣で、

個人的には、浅野忠信の前田利家と、伊勢谷友介の織田三十郎が素敵だなあと思いましたが。。。(ただ単に、私の俳優さんの好みですねえ;;;)

とにかく、登場人物のキャラクターと、その駆け引き方法・・・

というのが見どころだと思います。


また、女性は怖いなと・・・


この時代、女性は政治の道具だったりして、たくさんの悲劇も生まれたと思いますが、

それだけに、強い。ただでは起き上がらない。

本当にしたたかに生きていたんだなと・・・

お市の鈴木京香さんも、松姫の剛力彩芽ちゃんも、

とにかく怖いんです・・・笑。

外見的にも鉄漿だし、眉を剃っているし・・・


また、この二人とは対照的に、おねねを演じている、

中谷美紀が、わりとはっちゃけたキャラクターで、生き生きしてかわいらしかったです。

いつもは強くてデキるorちょっと影のある女性の役だったりするので、

いつもと違う彼女のいいところを見られたような気がします。


この辺りの女性を対比させた描き方も、面白かったです。



・・・というわけで、いわゆるコメディだけではない作品だったと思います。

「笑の大学」見たくなっちゃいました。

三谷さんの舞台作品、見たいなあ・・・。

facebookの方には書きましたが、

今日は乳がんの術後10年目の検診に行ってきました。

CTと超音波、触診の結果、経過は良好。

これでとりあえず、「卒業」と相成りました。


発病、手術から今まで、

応援してくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。


早期発見は大切です。

私は同じ病気の方の中では、かなり軽い治療で済みました。

(抗がん剤を使わなくて済んだんです・・・)

あの時見つからなくて、その後転移して手遅れになって・・・となっていたら、

今頃ここでこうしてブログを書いている私は、いなかったかもしれません。


皆さんも、ぜひ検診を受けるようにしてくださいませ。



さて今日、病院の待ち時間にも読んでいたのですが、

「下町ロケット」を読了しました。


いや~面白かった。

病院の待合室で、涙目になってしまって、危ない人と化してしまっていました;;;


下町ロケット/池井戸 潤
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とにかく、主人公の佃さんと、佃製作所の面々に、思いっきり感情移入して読めるお話でした。

最初からひきつけられて、ぐいぐい引っ張られていく感じ・・・


主人公の佃は、ロケットの打ち上げ技術者として研究を続けていたが、

彼が担当するロケットが打ち上げに失敗して、その責任をとって研究所を去り、

父親の跡を継いで、町工場の社長の職に就く。

彼の会社、佃製作所は中小企業にしては、製品の質が高く、専門的な研究も進めている。

大企業が喉から手が出るくらい欲しい技術の特許も持っていたりする・・・

そこで、ロケットを作るのに必要な部品をめぐって、

大企業との闘いが・・・!!!!


・・・のようなお話なんですが、

とにかく「ものづくり」の素晴らしさが全面を通して描かれています。

夢と信念を持ちつづけて、愚直なまでの経営を続けていく佃社長、

自社製品や自分の仕事にプライドを持つ佃製作所の各部門の社員たち、

その製品の質の高さに、自分の立場が悪くなるにもかかわらず、「いいものはいい」といえるライバル会社の部長、

たとえ中小でも、未来のあるいいものにはどーんと投資してやろうというファンドの代表者、

正義、良心から疑問を感じて、大きな法律事務所から独立した敏腕弁護士・・・

とにかく、「男だなあ」と思う登場人物がたくさん出てきて、

本当に読んでいてスカッとするんですよね。


もう読んでいて、「あんた、本当に男だよ!」と思って泣きっぱなしでした(^_^;)。



本当に世知辛い世の中で、

ほんとうにいいものを、「いい」と言えなくなっていたり、

勇気を持って飛び込むことができなかったり、

夢を持ち続けることが難しかったり、

そんな現実もあったりするのですが・・・

このお話の世界は、希望が持てて、元気になれるんですよね。



お話の舞台である佃製作所は、社内の風通しもいいのですよね・・・

(戦うことになる相手の大企業の会社の様子=硬い組織とは大違いです・・・この辺の対比も楽しい!)

社長の佃さんも、夢と信念を持った魅力的な人で、

こんな社長さんのためなら、多少の無理はしちゃうんだろうなあ・・・


社員たちも、それぞれキャラクターが立っていて、

立場も性格もそれぞれなんですが、みんな佃製作所や自分の仕事にプライドを持って仕事をしているところが本当に素敵です。


これは本当におすすめ!!

池井戸さん、最近は半沢直樹で当たっていますが、

(残念ながらこのドラマは見逃しました;;;堺雅人さんだったというのに;;;)

やっぱり面白いお話を書く人なんだなあ・・・

同年代なので、通じるところもありそうだし・・・。



今日は病気からの卒業、この本の読了・・・と、

気分が晴れ晴れとする一日でした!!!!

かなり厚い本だったのですが、やっと今日読了しました。

高野和明さんの「ジェノサイド」。


ジェノサイド/高野 和明
¥1,890
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Amazonのサイトから、筋書きを借りると・・・


急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。


壮大なお話で、何から書いたらいいのかわかりませんが、

とにかく面白かったです。


物語は、アフリカのコンゴで突然変異的に生まれた子供をめぐって、

(これは人類の「進化」・・・だったのですが)

進化した人類の異様に高い知能に、旧人類が脅かされることを懸念した、

アメリカ政府の秘密組織が、その抹殺にかかる・・・と言うところから始まるのですが・・・


その途中で生々しく、舞台であるアフリカのジェノサイドが描き出されます。

また、この新人類を抹殺するためにも、

このアフリカでのジェノサイドに乗じた、かなり恐ろしい作戦が発動されます。

人を人とも思わないような、人間の恐ろしさ・・・

読んでいて、気分が悪くなるほどの恐ろしい描写もありました・・・

(しかしこのようなことを以前ルポルタージュでも読んだことがありますので、

事実行われてきているのでしょう・・・悲しいことです。。。)


作戦を発動する上層部は、ただただ会議室で指示を出すだけ・・・

(核ミサイルのボタンも引き合いに出されますが・・・)

自分は全く遠いところにいて、手を汚すわけではないので、

人を殺すことなど、大したことではない・・・ような、精神状態の麻痺具合が、

皮肉なほど描き出されます。


途中、ちょっと安易だったり、腑に落ちない設定もあったりもするのですが、

アメリカのような超大国の権威や、その奢りについて、

作者は書きたかったのではないかと思います。

イラク戦争などへの批判・・・といいますか。


このお話では具体的にアメリカだったのですが、

アメリカに限らず、力のある国家、あるいは権威、権力が、

他の国、人種、弱い立場のものを支配し、征服し、いいように利用し、踏み台にして利権を得る・・・

そういう人間の恐ろしい欲望の図式を描きたかったのでしょう。


過去二十万年間にも亘って殺し合いを繰り返してきた人間は、常に他集団からの侵略に怯え、疑心暗鬼が被害妄想寸前の状態で維持され、国家なる防衛体制を作り上げて現在に至っている。この異常な心理状態は、人類全体が遍く共有しているために異常ではなく正常と見做される。これが”人間という状態”だ。そして、完全なる平和が達成されないのは、他者が危険であるという確固たる証拠を、互いが己の内部に見ているからだ。人は皆、他者を傷つけてでも、食料や資源や領土を奪い取りたいのだ。その本性を敵に投影して恐怖し、攻撃しようとしているのだ。そして、死をもたらす暴力の行使には、国家や宗教という後ろ盾が免罪符となる。その枠外にいるのはエイリアン、即ち敵だからだ



長い引用になりましたが、このお話の中の科学者の言葉です。

この人は人間について、かなり否定的に捉えています。

だから人類は、新人類の出現によって、

淘汰されてしまっても仕方がない・・・ような、悲観的な考え方です。


それと並行して、父親の遺言からこの作戦に巻き込まれていく、主人公の青年。

殺伐としたできごとと対照的に、

難病の子供に新薬を作って、人の命を助けることに賭ける・・・という希望のお話も同時進行し、

人間の利己的で残虐な一面と、愛と慈悲にあふれた利他的な一面を、

対照させています。

こちらの面があるので、少しホッとできるのですが・・・


小説の中には、

こんなにうまくいくのかなあ???

ちょっとこれは絵空事???

という部分もあるのですが、

作者の高野さんの言いたかったこと・・・と言うのは全編通してすごく伝わってくると思いますし、

私の家の職業の立場上、この小説に共感した・・・と言ってはいけないのかもしれませんが、

・・・共感しました。かなり・・・。

最後など、ちょっとスカッとしてしまいましたし・・・(^_^;)。




アフリカの内戦、ジェノサイドについては、

一時、ルポを読んだりしたことがありましたが、

本当に酷いことが行われているようですし、

子供や、教育のない人が、大きな国や組織、経済活動にいいように使われ、

まるでもののように殺されていったりしているようです。

女性に対しても、吐き気をもよおしたくなるような暴行なども行われているようです。


この世に神はいないのか・・・


私は特に宗教を持ちませんが、

本当にそう思ってしまいます・・・悲しいことです。


国同士、相容れないことも多いです。

価値観、文化、思想、宗教・・・多くの相違点があるので、

そうそう上手くいかないこともわかりますが・・・

力でねじ伏せて征服する、”わからせる”(この言葉自体が傲慢だと思いますが)、

人間・人種に上下優劣をつける・・・ということだけは、

どうにか避けてもらいたいなと・・・。


気持ちのいい晴れた一日でした。

台風の進路が東寄りにそれたため、

この週末、関東は直撃されずに済みました・・・

雨も風も思ったほどひどくはなくて。

しかし、今後も台風や災害を甘く見てはいけませんよね・・・


しかし、このところ台風や秋雨前線の影響で、晴れた日が全然なかったので、

今日は久しぶりに外に洗濯物を干しました。

なんだか気持ちがいいですよね(^_^)v。


今日は家人の演奏会もあったのですが、

優先順位的に、「定期」だろうということで、

私の音楽の師匠(笑)の所属する、袖ヶ浦交響楽団の定期演奏会にお邪魔してきました。



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なんでそんな遠いところに行くんかね???と言われそうですが、

袖ヶ浦は・・・近いです(笑)。

アクアライン通れば・・・はい。ちょうど対岸なんですよね。


プログラムは

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と、

ブラームスの交響曲2番です。



チャイコの方は、正指揮者の大島義彰氏が、ソリストを・・・

ピアノはご専門ではないようなんですが、

二期会のコレペティトゥアなども務めていらっしゃるようで、

ご自身でお弾きになっておられました(さすがに弾き振りではなかったですが・・・笑)。

いやいや・・・ものすごいスタミナです・・・;;;


この曲のオケ部分って難しいなと思います。

モーツァルトやベートーベンと違って、

ピアノに拍頭がなかったり、細かい連符系のパッセージやアルペジオが多いので、

合わせるのが大変ですね・・・拍を見失いそうになります。

改めて感じました。



ブラ2。

こちらは師匠大活躍でした。

ホルンにいいソロが多いんですよね。

1楽章の後半部分と(冒頭ソロはあっという間に終わってしまうので;;;)

2楽章になかなか素敵なソロがありまして・・・

後者は特に、シロウト耳に聴いても、音程をとるのが非常に難しそうなソロなんですが・・・

涼しい顔をして吹いておられました・・・(^_^;)。


曲が終わった後、真っ先に指揮者からスタンディングを求められたのが師匠でした(^_^)v。

師匠、弟子は自分のことのように嬉しいです・・・笑。



ブラームスは管のソロもいいんですが、

私はやはり弦楽部分だろうと思ってるんです。

次から次から溢れてくるような弦の豊かさ・・・


私は弦をやったことがないので、どう表現すればいいのかよくわからないのですが、

オンタクトで表現するときよりも、

棒の後から音を出すような表現?の時の方が、

ブラームスらしい、深い音が聞こえてきたような気がします。


弦ってやってみたいんですよね・・・

ヴィオラあたり・・・内声大好きなので!!!!

管楽器はもう無理だと思うので(リコーダーで精いっぱいです;;;)、

この年から始めて、弾けるもんでしょうかねえ???(^_^;)

先立つものがないので、まあ所詮無理なんですが;;;;



さて、私も2月の定期ではブラームスの「運命の歌」を歌います。

ブラームスの深み、ロマン派らしい色のある和声がきちんと再現できるといいなあと・・・

お~っと、加えて次々回の定期は、同じくブラームスの「ドイツレクイエム」なんですよねえ・・・

ブラームスに縁があるなあ・・・。



・・・というわけで、帰りの渋滞にはまりながら、

いいお天気の日を南房総で過ごすのもいいかなあと(いたのはホールだけだけど;;;)・・・


そうそう。

帰りのバスの運転手さんが、

急にトイレが我慢できなくなったので・・・とアナウンスをして、

高速の路肩にバスを停めて・・・と言う珍事がありました;;;

え、こんなの初めてなんですけど・・・(^_^;)。

まあ、事故を起こされるよりはいいですが・・・

びっくりしました・・・笑。



今日はレディスデイだったので、久しぶりに映画を・・・と思って、

かねてから見たかった「そして父になる」を見てきました。


以下ネタバレがありますので、ご注意くださいm(__)m



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衝撃的な内容(産科での故意的な子供の取り違え)ではあるのですが、

サスペンス色は全くなく、心の葛藤を作品の中心に据えており、

映画と一緒に、自分ならどうするのか、考えながら見る作品となりました。


7歳まで育ててきた子供が、自分と全く血の繋がりがなかったらどうしますか?

そして、実の子供が目の前に現れたら・・・?

血の繋がりをとるのか、今まで生きてきた時間の長さをとるのか・・・


男性の目、女性の目、父親の目、母親の目、子供たちの目・・・

いろいろな視点から、葛藤が描かれています。


中心はやはり、主人公である良多(福山雅治)が、

父親としてこの局面に向かい合い、父親として葛藤し、

成長していくということになると思いますが、

やはり自分は母親なので、母親の視点に深く共感して見ていました。


普段子供たちと長く接している母親同士の方が、

子供の気持ちに添えているように描かれていました。

生活のレベルや環境が違うといえども、

気持ちの上での連帯感のようなものがすぐに生まれていたし・・・

うちも父親不在に近い状態で子育てをしていたので、

この連帯感(官舎の奥さん方の連帯感に似ていたので)、共感できました。


真木よう子さん。

私は凛としていて好きな女優さんなので、彼女の強くてチャーミングで優しい母親役は、

とても好感が持てました。


反対に、二人の父親は、

子育てについて、仕事について、生き方について、

全く考え方が違う。

子供をいわゆる「お受験」させ、

自らも一流大学⇒一流企業に勤めているエリートの良多には、

電気店を営んでいて、中流以下の暮らしをしている斎木(リリー・フランキー)が理解できないし、

はなから見下しているような状態。


この二人の対比が面白かったです。

二つの家族は、子供を取り換えるのか、止めるのか、

とりあえず週末だけ、子供が行ったり来たりするのですが、

その中で、またいろいろな発見があり・・・葛藤があり・・・ストレスがあり・・・


大切なものをどこに置くか・・・

どちらが正解ともいえないし、どちらが違うともいえない。

それはお互いの価値観の差なのでしょうし、生き方や考え方の差だとは思うのですが、

全くのアンチである存在・・・

斎木の言動に反発しながらも、ところどころ核心を突かれて揺れる良多。





この映画は「何が正しいか」・・・を決して押し付けてきませんし、

決着は実は語られないまま終わっていきます。

このあと、結局この二つの家族はどうしたのか・・・は描かれていません。



しかし、子供との向き合い方・・・

子供ときちんと真正面から向き合うことの大切さだけは伝わってくるのです。

親って、子供を育てることで本当に成長していくんですよね。

自分もそう思いましたしね。


全編通して、「ブルグミュラー25の練習曲」(懐かしいです!!)、

グレングールドの演奏する、ゴールドベルク変奏曲、

バッハのパルティータが流れています。

淡々と、美しく・・・


何気ない日常の風景、表情、何かの暗示・・・

トーンを落とし気味の映像がすごく美しいです。

DNA鑑定をした後に、螺旋の階段を下りていく・・・なんて言う映像設定も、

細かいなあと・・・。


見てよかったです。素敵な映画でした。

非日常な出来事を介して、日常を見る・・・