4/11(土)、すみだトリフォニーホールにて、わが湘南フィルハーモニー合唱団の24回定期演奏会が終わりました。
演目は、メンデルスゾーンの「詩篇Op.42」と、ブラームスの「ドイツレクイエム」。
個人的に、ロマン派の音楽は大好きで、どちらかというと交響曲を聴くことが多いのですが、このたび「ドイツレクイエム」に取り組むことができて、とてもうれしかったです。
まずは苦手な言語に四苦八苦し(合唱の経験が浅いもので;;;)、スタミナのなさに四苦八苦し・・・と、かなり高いハードルではありましたが、「好きであること」・・・と言うのは大きいですね。
ここでハープが鳴ったら泣きそうだなとか、オルガンとCBとコントラファゴットのトリプル重低音がかっこいいなとか勝手に想像しつつ、超ロマン派の音色を醸し出すO先生の素敵なピアノに妄想を膨らませ、練習を重ねていました。
でもやっぱり難しい・・・
いつまでたってもとれない音があったりとか、なんとなくカウントができないところがあったりとか、音程が保てなかったりとか、ニュアンスがつかめなかったりとか、うまくブレスがとれずにブツ切れになってしまったりとか・・・たくさんの壁が現れました。
そういう時に、マエストロの言葉や練習法がかなりのヒントとなりました。
また、今までは譜面通りに言葉と音符を歌うことだけで精いっぱいで、どんな風に歌いたいか、どんな気持ちで歌いたいか、あまり考える余裕もなかったのですが(^_^; 初心者なので勘弁してください;;;)、今回はそんなことを考えることができたような気がしています。
うまく言葉には出来ませんが、色だとか、雰囲気だとか、キャッチコピーのようなフレーズとか・・・そういう「何か」を自分の中に描いて、曲に臨むことが少しだけできたような気がしています。
音楽を演奏するうえで、声と楽器との違い・・・遅ればせながら、ちょっとわかってきたような気がしました。
技術的にはわかっていないことだらけなのですが・・・何かこう、とっかかりのようなものが、おぼろげながら見えてきたのかなと。
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全体的にはどうだったのでしょう?
テンポ感が合唱の中でも違ってしまってばらけたところもあったと思うし(指揮を見ていない人が結構いましたねえ;;;)、心配なピッチもあったと思うし、スタミナ&勢いが追いつかないところもあったと思うし、ダイナミクスがもうちょっとついていればと思うところもあったし・・・
反省材料はたくさん・・・(^_^;)
いいコメントも、辛口コメントも個人的には聞くことができました。
また、お聞かせ願えればと思います。
自分で客席で聴いてみたかったです・・・笑。
個人的にはドイツレクイエムの4楽章が終わったあたりから、急に喉の調子が非常に悪くなってしまい、咳を止めるのに必死・・・涙目になりながらどうにか咳が出るのを食い止めていたため、5楽章はほとんど歌えなかったのが心残りです。辛かった・・・
こういう時って、どうしたらいいのでしょう;;;(T_T) 情けないこと限りなし・・・でした。
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また今回の演奏会では、人との交流、結びつき・・・ということでも、とてもプラスになりました。
まずは、せっかく同じ舞台に載っているのだから、オケの人々とも交流してみたいなあと、ずっと思っているんです・・・。私は楽器をやっていたので、個人的な興味もあり・・・(^_^;)。
毎年お声をかけてくださる皆様、今年「初めまして」の皆様・・・
皆さん錚々たる方々だと思うので、きっとプラスになる「何か」を得ることができると思うんですね。
また、合唱とオケで今回は総勢200人超。この出会いを無駄にするのももったいないなあと。
今期は総務担当の役員と言うこともあり、とにかく皆さんに挨拶やお声かけを積極的にするようにしてみました。単なる自己満足かもしれませんが、そこで生まれる何かもあるはず・・・。
顔が解れば、事務的な質問をお受けすることもできます。
演奏会後にfacebookでお友達になっていただけた方もいらっしゃるし、実は偶然自分の吹奏楽時代の先輩の師匠が同じ舞台に載っていらっしゃったり、私の後輩と一緒にお仕事をされている方がいらっしゃったり・・・ふたを開けてみたらいろいろな繋がりがありました。びっくりです!!
あらためて、「出会い」を感じてしまうのです。
外部に向けて・・・と言うだけではありません。
内部・・・私のいるアルトのパートも、すごく気持ち的にまとまっていると思います。
今期で今のパートリーダーさんたちがお役を降りられることになったのですが、ゲネプロの後に、私のマネージャーの相方さんが発案してくださって(さすがは元先生!!)、技術スタッフの方と併せて、皆で拍手で感謝を伝える・・・という機会を持つことができました。
やっぱり感謝は伝えてこそだな・・・と思いました。お互いの信頼感がないところで、いいハーモニーは生まれませんよね。すごく温かい気持ちになれました。
技術的に差こそあるかもしれませんが(私のような”ど初心者”もいることだし;;;)、同じ方向を向いていられる・・・ということは、本当に大切なことだと思います。
練習委員の方にも、パートリーダーさんにも、発案者の相方さんにもブラヴォーを送りたいです!!!(^_^)v
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演奏会の次の日の日曜日は、なんとなく燃え尽きた感で、グダグダと一日過ごしてしまいました。
(そんな私とは対照的に、マエストロも団長も、県の合唱連盟の総会にご出席されていたそうです;;;スミマセン;;;)
しかし、私はアマチュアなので”コンサート”というのは「非日常」なわけで・・・
それだけに貴重な体験・・・なのです。
日常の家事や、会社の仕事では得られない、特別な何かを得られる場・・・。
一所懸命に打ち込めるそういう場があって、本当に幸せだなあと思う次第です。
なかなかブラームスの譜面がしまえないままでいます。
「ドイツレクイエム」、もう少し歌いたかったなあ・・・。
とても素敵な曲だったと思うし、これを歌う機会をいただけて本当に良かった。
さ、次は「カルミナブラーナ」と「ミサ・ソレムニス」です。
頑張らなくちゃ!!!!!!